「●」の悲劇再びか!?　『TERRA FORMARS』続編製作決定にファンは戦々恐々！

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『テラフォーマーズ』第14巻（集英社・ヤングジャンプ）

　人気コミック『TERRA FORMARS（テラフォーマーズ）』（集英社・ヤングジャンプ）の最新単行本14巻が発売され、その単行本の帯でアニメ続編の製作が発表された。

『TERRA FORMARS』は、約600年後の地球が舞台。テラフォーミングのため火星に放たれたゴキブリが独自の進化を遂げ、人類を強襲。ゴキブリたちに対抗すべく、特殊な手術を受けた隊員たちとのバトルを描いたSFコミックだ。

　2013年「このマンガがすごい！」オトコ編で1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」で2位を獲得。勢いにのって、14年にテレビアニメ化、OVA化されたのだが……このアニメ版が、コミックでの人気や勢いを考えるとどうもションボリな出来となってしまったのだ。

　人類とゴキブリ、種の存亡をかけた戦いを繰り広げていく『TERRA FORMARS』。戦いの末、キャラクターたちもゴキブリたちもバンバンと死んでいく。もちろん凄惨、過激なシーンも多いのだが、それらを影になるようなアングルに据える、光の具合で隠す、霧などでぼかすなどせずに、不自然な丸い黒塗り修正＝「●」で堂々と隠すという力業に出たのだ。

　TVの放送規制に引っかかってしまったのか、制作側が過剰に配慮しすぎたのかは不明だが、「●」のシュールな絵づらが、ネット民に悪い方向で大ウケ。中盤以降、調整されるようにはなったのだが、ネタアニメとして取り扱われるようになってしまった。さらに尺が足りなかったのか、調整不足か、アニメ最終回はまるで打ち切りマンガのような、「俺たちの戦いはこれからだ！」エンドで、放送前の盛り上がりや期待に応えかねる結末となってしまった。

 
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