女優・常盤貴子の「鉄子」アピールはホンモノか? 芸能人“にわか”と“マニア”の境界線

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 女優の常盤貴子による、突然の“鉄子”告白が話題となっている。7日に行われた主演映画『向日葵の丘 1983年・夏』の完成披露舞台挨拶の場で「鉄が好きなんです。鉄道だけじゃなく車や飛行機の大きな鉄も好きなんですけど」と話し始め、映画の撮影地が静岡であったため、休みの日は大井川鐡道に乗車し、景色を楽しんだエピソードも語られた。

 大井川鐡道はSLも走り、鉄道ファンにとっては聖地ともいうべき場所だ。鉄道好きを公言している女優としては、SKE48の松井玲奈が知られる。松井は、鉄道の中でも新幹線好きをアピールするも、理由を問われると「いつも乗っているから好き」と、知識情報のまったくないコメントをしてしまった。そのため、キャラ作りのためのニセ鉄道ファンではないかともいわれている。

「常盤さんの発言を見る限り、鉄道をはじめとした旅が好きといった具合ではないでしょうか。女優と旅ならイメージにもぴったりですし、マニアックな知識も求められないので、妥当な発言だと思います。最近は、CSやネットなど専門的な番組の枠が増えています。活躍の幅を広げようと、アイドルや女優が何かに詳しいキャラをアピールする場合も多いですね。ただし視聴者も目が肥えているので、にわか仕込みの知識は、すぐにばれてしまいます」(芸能事務所業界関係者)

 鉄道以外の例に目を向ければ、矢部美穂が父親がジョッキーであった経験から、競馬関係の仕事を増やしている。2014年3月には、500万円を超える万馬券を当てたことも話題となった。釈由美子も、父親が登山好きであったため、登山番組などの仕事をこなしている。矢部も釈もグラビアを中心としたアイドル的な活動から、専門性や体験を生かした仕事にシフトしている。

「やはり小さいころから馴染みがあった、ずっと好きだったというくらいでなければ、こうした仕事はうまくいきませんね。安易に手を出せば、女優の佐藤藍子のように、サッカーやベイスターズ、納豆、韓流ドラマなど、なんでもはやりものに乗っかるというキャラがついてしまいます」(同)

 アイドル・女優の「○○好き宣言」は、仕事につながる可能性がある半面、薄っぺらさも見透かされてしまう。諸刃の剣ともいえるだろう。
(文=平田宏利)

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