隣に来てほしくないサークルを指定できる! 初心者が同人活動を始めてみると…【イベント申し込み編】

 また、著者が作っている同人誌は、マンガでなく小説だ。これも当然内容や実績によるが、一般的にマンガの同人誌のほうが小説の同人誌よりも頒布されやすい。これは商業誌でもマンガなら数万部超えは珍しくない中、小説は1万部売れれば大ヒット、と呼ばれる感覚と似ている。

 マンガなら多少好みじゃなくても絵の力でまだ読み進められるが、小説なら好みでないと読み進めること自体できなくなる、というのもあるだろう。また、マンガならイベント当日ふらふら見てみて、「絵が好みだな」と手に取るジャケ買いも期待できるが、読んでみないとわからない小説はそれもしづらい。イベントでもマンガサークルのほうが小説のサークルよりもはるかに多い。

 そんなわけで、著者の同人サークルとしての状況、力量をまとめると、「一次創作より二次創作という点で、原作好きな人が見てくれる可能性はある。が、マンガでなく小説を書くために、表現媒体としては不利。Pixivは利用しているが、デイリーランク常連とかではない。さらに同人活動の必須ツールになりつつあるTwitterでの交流もしていない」だ。

 ちなみに本格的な同人デビューが社会人になってからだったこともあり、同人イベントに一緒に参加したり、合同誌を出すような友達もいない。イケてるサークル同士が「みんなでアフター(同人イベントのあと仲間内で打ち上げをすること)!」とTwitterでつぶやいているのを歯軋りしながら見つめるだけだ。しかし、「私も仲間に入ーれて!」と積極的に交流をしてみたところで、それもそれで色々面倒だろうから、今のままでいいや、と思うやる気のなさだ。

「実績」「広報スタンス」ともに前向きな材料のない状態だが、それでも出てみたいと思う気持ちを大切にすることにした。Twitterなんかよりも同人活動で最も必須な「自萌え(自分の書いたものが好き)」なら自信がある。自分が書いた話を読み返し、何度読んでもいい……、と臆面もなく思える毛の生えた心臓ならあるのだ。

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