「あ゛あ゛~~夏休みってか!!」 『新テニスの王子様』、謎のTUBE登場で騒然! しかも似てないし!!

1508_tenipuri_01.jpg「ジャンプSQ.」(集英社)9月号

 打球の威力で人が吹っ飛ぶのは朝飯前、ただテニスをしているはずなのにコートに血が流れ、時にはコートのネットも燃え上がる……。そんな“トンデモ展開”が通常運転のマンガ『新テニスの王子様』(集英社)に突如、今年結成30周年を迎えたTUBEが登場し、ファンの間で話題騒然となっている。

 今月4日に発売された「ジャンプSQ.」(集英社)9月号の巻頭カラーを飾った本作。前シリーズ『テニスの王子様』は主人公・越前リョーマ擁する青春学園中等部テニス部が全国大会優勝を目指すという内容だったが、『新テニスの王子様』の舞台は世界。9月号では、アメリカ代表としてU-17W杯エキシビションマッチに挑むリョーマの姿が描かれていた。

 だが、そんなリョーマたちをアクシデントが襲う。試合前、リョーマ以外の選手がシャワー室に閉じ込められてしまったのだ。それを「パアァァァァァアピプペポォ!!(あ゛あ゛~~夏休みってか)」と高らかに笑う人物が一人。なぜかパ行で会話をする「ツベ共和国」代表選手のM・ノブテールだ。いかにも悪事を働きそうな極悪顔の彼だが、名前をよ~く見てみると、M・ノブテール、M・のぶてる……似ても似つかないが、彼がTUBEのボーカル・前田亘輝をモデルにしたキャラなのだ。

1508_tenipuri_02.jpg「パアァァァァァアピプペポォ!!」(『新テニスの王子様』より)

 だが、そんなこともお構いなしにノブテールは暴走。「ポペペ…(燃えて…)ピピペ…(散って…)プペポォォォォーーッ(花火)!!」「パーピョナラ(さよなら)~~ペプパピィエ~イ(イエスタデー)!!」と、次々に「-花火-」「さよならイエスタデイ」といったTUBEの名曲を歌いはじめる。客席からはTUBEコールが巻き起こる始末だ。結局は、最強の主人公であるリョーマに倒されたノブテールだが、『テニスの王子様』に新たな伝説を刻みつけたことは間違いない。

 衝撃の展開にネットは「パパピプペポ(どういうことだ)」「テニプリはなんでこうギャグセンス高いんだw」「ノブテール、死ぬほど前田さんに似てないww」と話題に。その一方で、「なんでTUBE推してくるんだよww」と疑問の声も上がっているが、その謎は作者である許斐剛氏(@konomi_takeshi)がTwitterで明かしている。なんでも、前田とは以前から交流があったらしく、「テニプリ世界編面白くなって来たね~、今度南国の代表とかで登場させてよ♪」という前田の提案に乗ったことがきっかけとのこと。悪役にしたのは「しまった~!?やり過ぎた!!」と思っているらしいが、前田の「死ぬほど悪者にしてよ♪」というオファーに応じたものだという。

 言うまでもなく、ツベ共和国は“TUBE”共和国であるが、作中ではほかにも春畑道哉ことM・ハルハータも登場し、物語のタイトルが「SUMMER DREAM」「さよならイエスタデイ」とすべてTUBEの曲名になっていたり、彼らのユニフォームにはTUBEのロゴマークがあしらわれているなど、細部に至るまでTUBE一色。作者の“悪ノリ”に編集部もノリノリで「TUBEさん30周年おめでとうございます!!」と煽り文でTUBE結成30周年を祝福している。

 数々のトンデモ展開に慣らされてきたファンさえも驚愕させた“TUBE回”。許斐氏のTwitterによると、ノブテールがアニメ化された際、声優も前田が担当してくれるとか。「テニプリはキャラクターソングもありますよ☆」という言葉にも「当然♪やるやる!!」とノリノリだったという。最後に「実現したら凄いですね」と綴った許斐氏だが、その言葉がすでにフラグになっているのは気のせいなのか……。

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ポープーペーパパピョ(OVA化はよ)!!!

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