『東京無国籍少女』で押井守監督が、過激な暴力表現に意欲! “バイオレンス美少女”ブーム到来に期待!?

 劇場版『機動警察パトレイバー』や『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』を手がけ“鬼才”と呼ばれる押井守監督の実写最新作『東京無国籍少女』初日舞台挨拶が7月25日、開催された。その中で、押井監督から今後の作品へ、過激な暴力表現を盛り込んだ美少女ものへの期待をうかがわせるようなコメントも飛び出していたという。

 本作は芸術系の女子校が舞台。事故に遭い心に傷を負った上、校長からの“特別待遇”によりクラスからも孤立している天才芸術家の少女・藍(清野菜名)が主人公。学校内は何かがおかしく、その違和感は終盤に暴力を伴った形であらわとなってくる。

 舞台が女子校という設定をフルに使い、「監督を30年以上やってると、やれない部分、やり残した部分が出てきちゃって、そこのところをそろそろやりたいなって」と新たなジャンルへの熱意を口にしていたという押井監督。ラスト15分が衝撃展開というが、「前半を耐え切れれば面白いと思います。前半は寝落ちしててもかまいません。後半は十分満足いただけたでしょうか?」と、観客に呼びかけ拍手をもらい、その出来に自信を見せていたのだとか。

 そんな舞台挨拶について、取材していた映画ライターは、その様子を語る。

「本作は押井監督が『今までやったことのないことをやってみよう』ということから企画されたそうで、『アニメ・実写問わず必ず暴力が出てきて、暴力と縁が切れたことがない。暴力映画監督のつもりだったんですけど、刺すとか血が飛び散るとか、意外とやったことがないことが多くて』と語るように、押井監督は血が大嫌いなことで有名です。でも、今回の撮影について『やってみると意外と楽しくて、これからもやろうかなって』と話していて、さらなる暴力表現へ意欲的な感じでした」

 主演した女優・清野菜名へは「(アサルトライフルの)AKを構えた時に、絵になるか。その佇まいが好きなので。若い人というのは、それがなかなか難しかったりするというのはあったけど、最初にカメラを回してから(立ち姿が)良かった」と絶賛しており、「また(一緒に)やりましょう」と、お誘いをかけ、これを清野も快諾、次作以降での約束を取り付けていたとも。

 本作はスイス、アメリカ、カナダ、韓国で開かれた各国映画祭などでも上映されて話題となっており、今後世界からの期待によっては、再び清野らを起用した押井監督のさらなる“バイオレンス美少女”への期待を感じさせる舞台挨拶となったようだ。

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