学園モノが多いから!? 「声優アニメディア」など、声優誌でおなじみ“女性声優の制服コスプレ”が気になる

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――昨今の声優人気に伴い、気がつけば声優専門誌も定期・不定期を合わせて10誌以上が刊行されている。そんな“声優誌 群雄割拠”の時代にあって、各誌はどのような記事・企画をとりあげているのだろうか？　主要な声優誌を中心に、目玉記事や気になる企画などを紹介しつつ、各誌の特徴を分析していく――

「声優アニメディア」(学研パブリッシング)2015年8月号。

■「声優アニメディア」2015年8月号
出版社…学研パブリッシング
発売日…7月10日（毎月10日発売）
価格……1250円＋税
創刊……2004年

　創刊11周年記念特大号として、オールカラー＆大増ページとなった「声優アニメディア」8月号。表紙を飾ったのは、アニメ『ラブライブ！』よりμ’sのメンバー総勢9名。音ノ木坂学院の制服に身を包んだ彼女たちの姿は、ピンナップポスターとして綴じ込み付録にもなっている。しかもポスターは9人の集合カットのほか、1人ずつのカットも含めて計10面という豪華仕様だ。

　表紙に続いて巻頭特集もμ’sで、内容は現在公開中の映画『ラブライブ！ The School Idol Movie』について。1人ずつ見開き2ページのインタビューのほか、1年生トリオである飯田里穂・久保ユリカ・Pileの鼎談という構成である。

　それにしても、芸能界を含めて“制服姿の成人女性”を見る機会が増えたような気がする。特に声優業界では、学園モノの深夜アニメが多いせいもあるが、毎号どこかしらの声優誌で女性声優が制服姿を晒しているような……。

　現在、μ’sのメンバーは平均年齢27歳オーバーですが、今号でも元気に制服を着こなしてくださっています。それは純粋に素晴らしいと思うのです。ただ、これは個人的な好みの話だが、メイクと制服の相性って悪いと思うんですよ。だって、メイクバッチリの成人女性の制服姿って、どう考えてもイメクラじゃないですか。たまに見るのは嬉しいけど、近年は制服姿の女性声優に少しばかり食傷気味なのです。

　一方、裏表紙＆巻末大特集に登場したのは神谷浩史。ミニアルバム『ハレゴウ』『ハレロク』を2カ月連続でリリースするという情報は、先月号の「Pick-up Voice」でも触れた通りだ。「Pick-up Voice」では、2カ月連続で神谷が表紙＆巻頭特集を飾る予定だが、どうやら「声アニ」でも同様の扱いになる模様。月刊声優誌3誌のうち、実に2誌で2号連続表紙を飾るというのは異例の好待遇と言えよう。

　さて、そのほかで気になった部分をダイジェストで紹介すると……

・南條愛乃の甚兵衛姿がかわいい！
・高垣彩陽の連載「あやひとり旅」が、ついに47都道府県を制覇！（次号は最終回）
・TrySailのメンバーが1stライブを自己採点。雨宮天だけ採点が厳しすぎる！
・戸松遥の写真集『I may Me』増刷決定！

　……ざっと、このあたり。特にナンジョルノの甚兵衛姿は斬新で目に留まったが、そういえば「声アニ」恒例の「浴衣特集」は来月号だろうか（昨年は8月号と9月号の2号にわたって浴衣特集が組まれていた）。ここ数年、出不精がたたって季節ごとのイベントをないがしろにしているので、せめて「声アニ」の特集で季節感を満たしたいなぁと思う今日この頃なのです。
（文／神楽坂隆）