ユーザー間での対立も!? “トレパク”を謝罪した『刀剣乱舞-ONLINE-』、ファンの不信感は高まるばかり…

150610_torabu.jpg『刀剣乱舞-ONLINE-』公式サイトより。

 今月10日、人気ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』(以下、刀剣乱舞)を共同制作するニトロプラスとDMM.comが声明を発表。かねてよりネット上で「トレパク(トレースパクリ)なのでは」と指摘されていた、ゲーム内の一部の画像素材に対して、「権利処理において問題がある」と、過失を認めた。

『刀剣乱舞』内のアイテムやアイコンの“トレパク疑惑”が上がったのは6月半ば。アイテム「桜弁当・並」のイラストなどが、ネット上にある画像をトレースして描かれたものなのではと、ファンの間で話題に。ファンの声を受けて、先月19日に『刀剣乱舞』開発・運営のTwitterアカウント(@TOUKEN_STAFF)も“ゲーム内にて使用しているアイコン等の画像素材に関する権利処理等”について謝罪し、「各種状況の確認を行っております」とコメントを残していた。

 その22日後に出された今回の声明では、ニトロプラス、DMM.com共に『刀剣乱舞』内の一部画像素材の無断トレースを認めることに。すでに、「『いざ出陣』ボタン」「絵馬・梅(アイテム)」「マップ表示用アイコン馬」といった20ものアイテム・アイコンはすでに別のデザインに差し替え、または消去されている。両社の声明によると、ネットで指摘されていた画像素材はすべてニトロプラスが制作したもので、“権利処理に関する認識、教育が足りていない”新人デザイナーが制作を担当、その後の権利処理に対するチェックも甘かったことが一連の騒動の原因だと発表した。DMM.comは今後、「法的に問題があると判断した事案については可能な限り権利者に直接連絡し、適宜対応を行い、その問題の解決に努める」とした。

 今回の声明に対してネットでは「クリーンな状態になって良かった」「サービスが強制終了しなくてよかった」と安堵の声も上がっているが、「もう二度と刀剣乱舞やらないしニトロプラスは信用しない」「新人のミスにするとかクソすぎる」といった批判も多数見受けられる。さらには「いちいち公式に文句言う奴ウザい」「好きだからって擁護するファンにがっかり」と、公式擁護派・否定派が対立する事態にも発展。また、『刀剣乱舞』では一部の「刀剣男士」のイラストについてもトレパク疑惑が浮上しているが、今回の声明では触れられなかったため「で? キャラのトレパクはどうなったんですかね?」という声も上がるなど、未だネットは騒然としている状態だ。

 今回の騒動を受けてニトロプラスの代表取締役・小坂崇氣(でじたろう)氏(@digitarou)は自身のTwitterで「今後再発防止に努め精進して参りますので何卒ご容赦いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」と言葉を残した。今年1月のサービス開始以降、爆発的に人気を伸ばした『刀剣乱舞』。この“重傷”から立ち直るため、今後の真摯な運営を望むばかりだ。

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