落合福嗣、早くも声優人生は順風満帆!? 薬師丸ひろ子らも出演のアニメ映画『シンドバッド』に意外な好評価

 

 この夏も『バケモノの子』『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』といった話題の劇場アニメーション作品が次々と公開される。その中で、アニメ好きから隠れた名作と呼ばれることになりそうなのが『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』だ。丁寧な作りもさることながら、子供だけではなく大人をオッと思わせるような“おっさんホイホイ”な話題性もちりばめられているという。

 本作は『未来少年コナン』『アルプスの少女ハイジ』『ちびまる子ちゃん』など名作を世に輩出している日本アニメーションの40周年を記念した作品。『STAND BY ME ドラえもん』や『もやしもん』などで知られる白組とタッグを組んでの制作となる。監督は『ドラえもん のび太の恐竜2006』をはじめさまざまな作品で演出を手がける宮下新平監督、キャラクターデザイン・作画監督の佐藤好春氏は世界名作劇場の作画監督をはじめ、スタジオジブリの数々の作品にも参加している実力派で、脚本も川崎ヒロユキ氏と、大きな宣伝こそされていないが、実はスタッフも豪華な顔ぶれ。

 声優はといえば、放送中のアニメ『ワールドトリガー』主人公・空閑遊真役の声優・村中知がシンドバッドを。女優・薬師丸ひろ子が35年ぶりに声優を務めることでもニュースとなったが、こちらはシンドバッドの母親・ラティーファ役を演じる。そんな、本作を鑑賞したというアニメライターが感想を話す。

「冒頭部分は名作ゲーム『イース』のように大人が観てもこれから冒険が始まるというワクワク感があり、日本アニメーション×白組ということで、キャラクターの動きも『未来少年コナン』のような感じで良かったです。声優では、ラザック船長役の鹿賀丈史はともかくとして、ヒロインのサナ役は『Seventeen』モデルの田辺桃子など、どちらかというと芸能畑の起用も目立ち、大丈夫か? とも思っていました。でも、感情がうまく伝わってきてホロリとくる場面もある。ほかにも“親方!空から女の子が!”的なシチュエーションだったり、『母をたずねて三千里』に出てきた猿のアメデオと同じ小猿・ミミの動きが可愛かったり、アニメを昔から観ている人をニヤリとさせるネタが散らばってましたね」

 また、先日スタートしたアニメ『それが声優!』での声優デビューが話題となった落合福嗣(中日ドラゴンズ・落合博満GMの長男)も、端役で出演している。「エンドクレジットで見るまで気付かなかったくらいなので、演技は“棒”ではなく、ちゃんと作品に溶け込んでいる感じでしょうか」(前出ライター)というわけで、劇場作品デビューのほうも上々の滑り出し。声優人生の、順調な“船出”になっているようである。

 3部構成で、今後は2部が今年12月に、第3部が2016年3月にと、子どもたちの長期休暇に合わせるような形で公開を予定している本作。「人間性の涵養(かんよう)に寄与するアニメーションづくり」を企業理念に掲げている日本アニメーションらしい、親子で観てもいろんな角度から楽しめる作品に仕上がっているようだ。

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