小池みきの「激走特撮レビュー」

新作を前に振り返る初代『ゴジラ』――圧倒的な破壊がもたらした“癒し”

2015.07.07

――仮面ライダーやスーパー戦隊、はたまたウルトラマンに怪獣映画が盛り上がり、過去作のBlu-ray化も続くなど今なおアツい特撮。しかしその作品数はあまりにも膨大! 「何から観ればいいかわからない」、そんな悩みを持つ方々のため、“特撮女子”兼ライター・マンガ家の小池みきが、今観ておきたい特撮作品を(ページ数的な意味で)激走レビュー!! 

Blu-rayゴジラ【60周年記念版】

【作品解説】
『ゴジラ』(1954年)
 いわずと知れた日本怪獣映画の金字塔。本作以降、幾度となくシリーズ化され、1998年や2014年にはハリウッドでも映画化されるなど、世界的に有名。2016年夏には庵野秀明総監督、樋口真嗣監督の手による新作も予定されている。初代は、961万人の観客動員を記録するほどのヒットとなった。ビキニ事件や戦後間もない当時の社会状況を下地に、圧倒的な畏怖の対象としての“怪獣ゴジラ”が描かれている。

■小池みき
ライター、マンガ家。2013年『百合のリアル』(星海社/著:牧村朝子)にて企画・構成・作画を担当。14年にはコミックエッセイ『同居人の美少女がレズビアンだった件。』(イースト・プレス)を上梓。小学生の時、平成ゴジラ体験を経て、『激走戦隊カーレンジャー』『ビーファイターカブト』で“スーツアクター”の演技に惹かれ特撮オタクとなる。一番好きな特撮武器はクワガーチョッパー。

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