『キャプテン翼』や『タッチ』など…“キラキラネーム”だけじゃない! “マンガネーム”も急増中!?

 今月3日放送の『ナゾ解き!マイネーム 第2弾~新説★おなまえンターテインメント』(TBS)では、日本人の名前の成り立ちなどに迫った。現在、名前の付け方には読みづらい当て字を使った“キラキラネーム”や、その真反対の◯子、◯男といった“シワシワネーム”といった流行があるが、その中でマンガやアニメに影響を受けた名前も増えているという。

 番組で発表された、過去100年の「生まれ年別の人気名前ランキング」によると、昭和後期から平成にかけてマンガやアニメに影響を受けた名前が多数見られる。番組で紹介されたマンガ・アニメに由来している名前は以下の通り。

■『キャプテン翼』の“翼”
 1993年のランキング5位以降、人気の名前。もちろん『キャプテン翼』(集英社)の主人公・大空翼から。同作は連載開始が1981年、アニメ放送開始が1983年と、名前が人気になるまでに10年ほどのブランクがある。人気の起爆剤となったのは、1993年に開幕した日本初のサッカーのプロリーグ・Jリーグ。番組で調べたところ、連載開始後に生まれたサッカー選手にはFCガンジュ岩手の若林翼、大宮アルディージャの大屋翼、FC琉球の西田翼、元レイジェンド滋賀FCの馬淵翼、元カマタマーレ讃岐の大島翼など多くの選手がいた。ちなみに、タレントの益若つばさも父親が『キャプテン翼』好きだったことで名付けられたとか。

■『NANA』の“蓮”
 1999年にランキング初登場し、現在も人気の名前。番組では、1990年から人名用漢字に「蓮」が加えられたことも関係しているとしつつ、1999年に連載が開始された『NANA』(集英社)に登場する人気キャラ・本城蓮の影響もあるとしていた。

■『頭文字D』の“拓海”
 1990年代後半に人気を博している名前だが、番組によると1995年連載開始の『頭文字D』(講談社)の主人公・藤原拓海の影響が考えられるという。

■『タッチ』の“達也”と“和也”
 1982年から平成初期までトップ10入りしている人気の名前。ご存じ『タッチ』(小学館)の双子の兄弟・上杉達也、和也の影響だ。プロ野球界では、埼玉西武ライオンズの大石達也、オリックス・バファローズの佐藤達也、阪神タイガースの筒井和也、小嶋達也、高宮和也、ヤクルトスワローズの大場達也は『タッチ』連載開始後に生まれ、ポジションはすべて達也・和也と同じ投手という現象も見られる。また、番組が調べたところによると、当初は“和也”がランキング上位だったが、1985年にアニメで和也が亡くなる回が放送されると、順位は翌年に逆転。以降は和也よりも達也が上位にランクインしている。

 番組ではほかに、格闘家の角田信朗が『北斗の拳』(集英社)好きが高じて娘が友里亜(ゆりあ)、息子が賢士朗(けんしろう)と、登場キャラの名前を付けたというエピソードも紹介された。角田もだが、今回紹介された名前は一見普通に見える名前ばかり。もしかすると、アニメ・マンガにちなんだ名前を付けられている人は思っている以上に多いのかもしれない。

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