テレビアニメ『血界戦線』　異例の最終回放送延期でファン騒然

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TVアニメ『血界戦線』公式サイトより。

　最終話の放送が目前に迫っていたテレビアニメ『血界戦線』（MBSなど）。しかし、突如公式ホームページで放送延期が伝えられ、ファンに動揺が拡がっている。

　4月の放送開始以降、人気を博してきた『血界戦線』。『トライガン』（徳間書店）などで知られる内藤泰弘氏が、「ジャンプスクエア」（集英社）で連載している人気マンガのアニメ化作品だ。

　今月4日に放送が予定されていた『血界戦線』の最終話（#12）だが、目前に迫った先月30日、突如公式ホームページで“放送延期のお知らせとお詫び”が伝えられた。公式ホームページの発表では、「最終話の分量が想定よりも多くなってしまった為、30分の放送枠では放送できないと判断。改めて放送枠を調整致し、拡大版として放送します」としており、これを受けて、「30分で無理だから60分にしてやるのか」「ボンズ（アニメーション制作会社）は、いつも尺が足りなかったと言い訳するから、最初から60分枠でやれ！」といった声が上がる。中には「1時間スペシャルキター！」という歓喜の声も。

　しかし、発表をそのまま受け止めているファンだけではないようだ。「劇場公開に変更とかいうなよ」「最悪のパターンとしては、クオリティー向上のため、最終回は劇場公開＆円盤（DVDやBlu-ray Disc）売り」など、テレビ放映されないことが危惧されている。

　そのほか、「最終話が枠に入らないから放送延期というのは新しい」と、この対応の革新性を称える声や、逆に「万策尽きた？」「監督干されてしまうのでは？」と心配する声も上がっている。

　なお、発表では「放送時期は現時点で未定。最終話の放送日時などの詳細情報は決定次第、公式ホームページおよび公式ツイッターで報告」としている。幻の最終話とならないことを祈ろう。