「デアデビルにしか見えない」ベン・アフレック版“バットマン”初お披露目も、ファンからは不評!?

2015.06.30

「YouTube」のバットマン vs スーパーマンオフィシャルトレーラーより。

 2005年に『バットマン ビギンズ』として誕生した、クリストファー・ノーラン版『バットマン』。続く『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』と、三部作すべてでファンを満足させ、興行的にも大成功を収めた。特に『ダークナイト』は、惜しくもこの世を去ったヒース・レジャーの“ジョーカー”の好演により、シリーズ最高傑作との呼び声も高い。

 このように人気を博すDCコミック原作の映画として、新作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の予告編第1弾が、先日解禁となった。しかし、世界中が待ち望んでいた新作にも関わらず、今作でバットマンを務める俳優ベン・アフレックに対する世間の反応はいまひとつのようだ。

『スーパーマン』の始まりの物語とも言える『マン・オブ・スティール』でヒットを飛ばした、クリストファー・ノーラン(製作)&ザック・スナイダー(監督)コンビが贈る『バットマン vs スーパーマン』。バットマンに抜擢されたのは『アルマゲドン』や『パールハーバー』と、日本でもヒットした映画に出演するベン。しかし、「これは違うだろ」「クリスチャン・ベイルが良かっただけに、ベンはちょっと…」など、ファンの声としては“コレジャナイ感”が強い。ベンはマーベルコミック原作の映画『デアデビル』でも、主人公マット・マードック(デアデビル)役を務めていて、「デアデビルにしか見えない」「デアデビルを思い出しちゃう」との声も。ちなみに、『デアデビル』では“ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞”という不名誉な賞も受賞している。

 しかし、“俳優”としてのベンは求められていない一方、「ベンはプロデューサーとしては才能あるのにな~」「監督業をやってたほうが良い仕事すると思う」「監督としてはノーランより上」といった声が上がるなど、“監督”や“プロデューサー”としてのベンは高く評価されている。ベンは現在までに、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『ザ・タウン』『アルゴ』の3作の映画で監督を務めており、どの作品も見事に評価が高い。『アルゴ』では、アカデミー賞の作品賞を受賞しているほど。それだけに、「俳優ではなく監督業に専念してほしい」という声が国内外問わず上がってしまっているようだ。

 マット・デイモンと共に脚本を書き、自身も出演した『グッド・ウィル・ハンティング』や、去年公開された『ゴーン・ガール』など、俳優として評価される作品も多く存在するベン。今回の『バットマン vs スーパーマン』は、ベンにとっては「俳優 vs 監督」としての戦いかもしれない。

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