ホリエモンの“マンガ愛”に溢れる発言に、マンガ好きからは「お前の出る幕じゃない」と反発

2015.06.23

漫画サロントリガーより。

 今月17日、東京都渋谷区に今までになかったスタイルのマンガサロン『トリガー』がオープンした。約4000タイトル以上の書蔵から、専属のコンシェルジュがユーザーに合わせた一冊を提供してくれるというユニークさが話題になっている。同店は、書評サイト「マンガHONZ」がプロデュース。「マンガHONZ」の代表を務めるのは、周囲から「意外」と言われるほどの“マンガ愛”を持つ堀江貴文氏なのだが、なぜかマンガ好きからはバッシングを受けているようだ。

 16日に『トリガー』オープニングイベントに笑顔で現れた堀江氏。報道陣の前で、マンガに対する思いを熱く語った。その中で「マンガの出版点数も漫画家の数も増えている中、マンガが探しづらくなって、いいマンガ家が埋もれてしまっている」と述べたのだが、このコメントに対し、「お前の出る幕ではない」「関わるな」「何、偉そうに言ってるの?」と世間のマンガ好きからは反発の声も聞かれる。さらには、「“おいしく搾取する場を作りたい”の間違い」「金儲けしか考えてない」など、金銭目的では? との声も多い。

 しかし、堀江氏がマンガ業界の飽和状態を危惧し述べた「(いい作品を)いろんな人に伝えたい。そういう作品をマンガ家さんが生み出して、収入源を得て、ある程度安定した生活の基板になる作品を出していける環境作りをしていきたい」という今後の展望に対し、「これはある。漫画市場なんてどこの出版社かというのが相当影響するからな」「同感。同時に、既存のメジャー雑誌からも売れてない有名作家を取り込んでくれ」と、素直に賛同する声も上がっている。

 ほかには、「アニメ制作話も立ち消えになっていたような…」「AVを売り出したいとか言ってたよな」など、中途半端な活動ぶりを指摘する声も。今回、堀江氏のそれほど尖ってない発言に対して、やや過剰なバッシングにも見受けられるが、その分『トリガー』の知名度にはつながっているのだろう。有名税をうまく利用しているのか、心外に感じているのかはわからないが、ぜひ今後のマンガ業界を盛り上げていってもらいたい。

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