「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

『ONE PIECE』だけじゃない!! “ギネス世界記録”と「週刊少年ジャンプ」

――発行部数約242万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

1506_jump30.jpg週刊少年ジャンプ公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2015年30号の表紙と巻頭カラーは、先週「一人の作家が描いたコミック累計発行部数」でのギネス世界記録認定が報じられた『ONE PIECE』。「ジャンプ」本誌でも、この偉業を大々的に伝えており、発行された単行本を横向きに繋げると、約5万6472キロメートル(地球一周を越える長さ)になる……など、直感的にわかりやすく紹介している。現在も連載中の『ONE PIECE』、今後もまだまだ記録を伸ばしそうだ。

 今週の掲載順位は『ONE PIECE』以下、『暗殺教室』『NARUTO-ナルト-外伝 七代目火影と緋色の花つ月』『食戟のソーマ』『ブラッククローバー』『ハイキュー!!』、センターカラーの『カガミガミ』……と続く。『カガミガミ』の掲載位置は前号から急浮上。今後の躍進に注目が集まる。かたや、今号では巻末連載の『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』がセンターカラーのため、最後尾は『Ultra Battle Satellite』に。厳しい順位が続く本作だが、その進退やいかに。

 今号の注目は、冒頭でも触れたギネス世界記録と「ジャンプ」の関わりを見ていきたい。今回『ONE PIECE』が認定されることとなったギネス世界記録だが、そのほかにも「ジャンプ」関連のギネス記録が存在する。

 かつて連載されていた人気マンガ『遊☆戯☆王』では、本作に登場するトレーディングカードゲームが商品化され、世界的な大ヒットに。このカードゲームが、「世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」「カードゲーム大会最多参加人数」などの記録を達成している。また、少し変わったところでは、2012年に兄弟誌「週刊ヤングジャンプ」連載中のマンガ『キングダム』テレビアニメ化記念企画「ソーシャルキングダム」を実施。この企画は、『キングダム』単行本26巻の全コマを大勢の参加者がそれぞれ描くというもので、「史上最多人数で描き上げたマンガ」として、ギネス世界記録に認定された。この企画には、『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎や『NARUTO-ナルト-』の岸本斉史、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦らも参加し、話題となった。ほかにも「『ドラゴンボール』キャラクターのコスプレをする最多人数」といった記録などが登録されている。

 また、「ギネス世界記録」公式HP上では確認できないが、1995年には「ジャンプ」自体が歴代最高部数653万部を記録し、ギネスに登録。ほか、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は「週刊少年誌の最長連載記録」として認定、とされている。

 このように、さまざまなギネス世界記録との関わりも深い「ジャンプ」。今後も何がしかのギネス世界記録が飛び出すか? そんなところにも注目してみたい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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