「醍醐味がなくなった」「外に出なくてすむ」 バンダイによるカプセルトイの革命!? 『ネットdeカプセル』に意見真っ二つ!

2015.06.19

ネットdeカプセル公式サイトより。

『コップのフチ子』シリーズや、有名キャラクターなどが土下座をするシリーズ「生きる」などを輩出する奇譚クラブ、造型にとことんこだわる海洋堂など、クオリティの高い作品の登場により、熱い盛り上がりを見せるカプセルトイ(ガチャガチャ)。このほど、商標「ガシャポン」を保持するバンダイと日本最大級のネットキャッチャー「ネッチ」が協力し、7月よりインターネットの遠隔操作でガシャポンを回すサービス『ネットdeカプセル』のテスト販売を行うことを発表した。この報道に対し、ガチャガチャ好きの反応はまっぷたつに分かれた。

『ネットdeカプセル』は専用サイト上で欲しい商品を選択し、遠隔操作で実物のカプセル自販機「ガシャポンR」を回すサービスだ。ハンドルを回すところから、出てきた商品までカメラで見ることが可能。これに対して、ネット上では「楽しみを半分削ったサービス」「ガシャポンの醍醐味がなくなる」「カプセルのバカ、もう知らない!」など――お金を入れる、ガシャガシャと回す、商品が落ちてくるまで待つ。こうしたガチャガチャの楽しみを無視したようにも思える『ネットdeカプセル』について、憤慨する声が見受けられた。

 一方、地方在住者などはまったく違った反応を見せているようだ。「地方だとショッピングモールくらいにしか(ガチャガチャが)ないから嬉しい」「過疎な田舎者にはいいよー」「都会まで行かなくてすむ」など、購入のためにわざわざ遠出しなくていいことに対する喜びの意見が多く上がった。

 そのほか、「送料込みで1回200~600円は魅力」「儲からないでしょ」「全種欲しい人は大人買いするから、かなりの売り上げになるんじゃないか」などなど、サービスの成功予想に対しても意見が分かれている。

 なお、『ネットdeカプセル』販売元であるバンダイは、「2015年度末までに売り上げ5億円を目指す!」と強気な発言をしている。『ネットdeカプセル』の登場が、従来のガチャガチャにどのような影響を与えるのか。販売開始となる7月を今は待つしかない。

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