2013年頃から、海外のストリートパフォーマンスに端を発し、日本に逆輸入という形で“けん玉”ブームが到来している。けん玉専門店も多数出店される中、今月12日に幻冬舎とエイベックスが手を組んで発売されたのが『DJ KOO from TRF avexミュージックけん玉』(以下、ミュージックけん玉)だ。この商品、小型スピーカーとLEDライトを内蔵し、DJサウンドを聞きながら光るけん玉をプレイすることができるという。
もともと、近年のけん玉ブーム当初はストリートパフォーマンスがフォーカスされていたが、昨年頃より、けん玉にカスタマイズ要素を加えた玩具『ケンダマクロス』が「コロコロ」(小学館)に取り上げられるなど、けん玉自体が注目を集めるように。そんな大ブームのチャンスを見逃さなかったのが、エイベックスだ。
近年のエイベックスは、キッズビジネスを積極的に行っている。2012年に全国の公立中学校の体育授業に新しく“ダンス”が必修で組み込まれたことも追い風となる中、エイベックスはジュニアダンススクールなどを展開。また、アニメ制作会社・サンライズとコラボレーションをして、ストリートダンスを題材としたアニメ『トライブクルクル』(テレビ朝日系)の放送を去年からスタートさせている。
このようにキッズビジネスに積極性を見せる中で、満を持してのけん玉発売。TRFのエクササイズDVDの大ヒットに続き、今回の『ミュージックけん玉』も同グループの「DJ KOO」との黄金コンビだ。こちらもヒットといきたいところだが、ネットからは「こんなん笑うでしょ」「脱力玩具っぷりは凄いな。久々にビッグなニューフェイスがあらわれた」という声や、「商品化できたの奇跡でしょ」「誰だこれ、商品化企画したの!」と、企画に対してダメ出しする意見も多く上がっていた。
ヨーヨーが『ハイパーヨーヨー』に、ベーゴマが『ベイブレード』へと進化したのと同様に、けん玉も爆発的な小学生ホビーに化けるポテンシャルはあるかもしれない。はたしてミュージックけん玉が主流となれるのか、エイベックスのチャレンジを見守りたい。
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