仮面女子・神谷えりなが得たものと失ったもの…メディアが注目した原因不明の病と闘うアイドルから一転!?

■“肩書き”を失って振り返った今「長けているものがない」

仮面女子・神谷えりなが得たものと失ったもの…メディアが注目した原因不明の病と闘うアイドルから一転!? の画像5神谷えりな。

“原因不明の病と闘うアイドル”として注目され、メディアに取り上げられることも多かった神谷えりな。復帰ライブを終えた彼女に、病と闘ってきた日々、芸能活動に反対する母との関係、そして“原因不明の病と闘うアイドル”という肩書きを失った今後のアイドル活動について迫った。

――斜視の症状が出る前に見ていたライブの光景と、復帰ライブで見た光景とに違いはありましたか?

神谷えりな(以下、神谷) 発症する前だったOZやスチームガールズの初期の頃は、ファンを見ることに緊張していました。その後、発症してからはファンの顔を見ることができなかったので、今回新しいステージデビューをした感じです。でも、昔とは違って、前向きで明るくなった自分がステージに立っているので、不思議ですよね。こんなにしっかりファンの顔を見ることができる時が来るとは思わなかったです。

――復帰ライブでファンの顔を見て、印象に残っていることは何ですか?

神谷 ファンにレスポンスを送るため、目を合わせたときに、ニコッと微笑んだら、相手もニコッと微笑んでくれました。「今、伝わった」という感覚があったのが、とても印象的でした。

――術後は実家にいたとのことですが、芸能活動を反対しているお母さまとは、どのようなコミュニケーションをとりましたか?

神谷 実家に帰ると、「やっぱり東京に戻るの?ここにいればいいのに」と引き止めてきますね。でも、東京にいる時は1日3食食べることはなくて、1食や2食なのですが、実家にいた時は、朝昼晩と3食食べる規則正しい生活ができました。また、実家には父と母、そして祖父がいるのですが、4人で食卓を囲むのが23年間生きていて初めてだったんです。いつも親に迷惑ばかりかけていたので、家族との時間を改めて大切にすることができました。ちょっとは親孝行ができたのではないかと思います。

――実家では、どんなご飯が出たのですか?

神谷 父も料理をするので、父が休みの日はご飯を作ってくれました。いつもおかずがたくさんあり、見たことのない料理や名前がわからない食材もいっぱいありました。でも、私が好きなのは、きんぴらごぼう。あと、父のオリジナルの鉄火丼もすごく好き。久しぶりに食べたなと思う味が、いろいろありました。

――家族以外で、手術の成功を最初に報告した人は誰ですか?

神谷 母と一緒に付き添いで来ていたマネージャーさんですね。私がまだ手術直後で携帯電話を使えない時に、手術の成功を付き添いのマネージャーさんが真っ先にほかのマネージャーさんに連絡して、メンバーに伝えてくれていました。メンバーからは「おめでとう」とか「よかった〜」とか言ってもらえたのが、すごくうれしかったです。ありきたりかもしれないけれど、術後で弱気になっていたので、心強かったです。

仮面女子・神谷えりなが得たものと失ったもの…メディアが注目した原因不明の病と闘うアイドルから一転!? の画像6

――斜視をわずらっていたときは、つねに辛かったと思いますが、特に辛かった時期はありましたか?

神谷 2013年12月に行った武道館ライブ【編注:SID主催の対バンライブイベント「Visual BANG!~SID 10th Anniversary FINAL PARTY~」のこと】の前に、常設劇場でのライブを休みがちになった時ですね。ファンの間でも、「もう辞めるんじゃないか」と言われていたみたいで……。自分でも、ステージに立てないかもという気持ちになっていたので、一番苦しかったです。でも、たまにライブに出られた時に、一緒に頑張って応援してくれるファンと、迷惑をかけているのに支えてくれるメンバーのおかげでステージに立てていると実感し、とても苦しかったけれど、メンバーやファンなど“人の大切さ”を知った時期でもありました。

――当時、かけてもらってうれしかった言葉はありますか?

神谷 名前を呼んでもらえることがうれしかったです。常設劇場に来た時、「えりなっちだ」「えりにゃんだ」と気づいてもらえたり、ライブ中のコールに私の名前が含まれていたことが本当にうれしくて、名前を呼ばれることって大事だなと思いました。

――武道館ライブの時期もそうでしたが、“原因不明の病と闘うアイドル”として注目を浴びることも多かったですよね。しかし、手術の成功によって、その肩書きはなくなりました。今後、ほかのアイドルと差別化させていく上で、神谷さんがアピールできることは何だと考えていますか?

神谷 難しい質問ですね。でも、その肩書きがあったから、その過去の自分があったからこそ、今の自分は強くなれたと思います。“Gカップアイドル”と名乗っていますが、胸が大きい子はいっぱいいるし、グラビアは胸だけじゃないということもわかっています。確かに、長けているものがまだないので、とても厳しい世界ですが、これから探して行きたいです。選ばれた人たちは本当にたくさんのものを持っているので、その中で勝ち抜いて行くのは難しいと思います。でも、今は“負けない”という気持ちで踏ん張りたいです。

――事務所には、Iカップの天木じゅんさんもいますからね。

神谷 そうなんですよ。だから、Gカップなんてざらにいるじゃないですか。胸は大きさじゃないということで頑張っていかなければいけないなって思います。

――……となると、形とかですかね?

神谷 どうやってアピールするんですかね(笑)。

――ぜひアピールをしてもらいたいです(笑)。でも、“形”という点では、ずっと取材をしてきて、神谷さんを見る度、「あごのラインがすっきりしていてきれいだな」と思っていました。

神谷 あごは私も自信を持っています!

――整形ではないですよね?

神谷 よく言われるんですよ。すごく言われますが、何もいじっていないです!

――天然の美しさなんですね! ぜひ次はその“天然の美”でお茶の間を魅了してください。新たな門出を応援しています!
(取材・文/桜井飛鳥)

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Gカップもふつうにでかいよ…

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