東大生はコスプレをしない!? 『ヒルナンデス！』が“コスプレ東大生”を取り上げて、批判の声が殺到

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「まるきゅうProject」公式サイトより。

　6月2日の『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）は、5月に行われた東京大学の文化祭「五月祭」の模様を放送。その中の“コスプレ東大生”を紹介するVTRに対し、「コスプレに対する偏見に満ちている」として、コスプレイヤーを中心に批判の声が上がっている。

　番組に登場した“コスプレ東大生”は、東大のコスプレパフォーマンス団体「まるきゅうProject」。まるきゅうProjectは、「東方Project」のゲーム『東方妖々夢』にちなんで名付けられた公演『東大妖々夢』や、ミュージカル『テニスの王子様』を再現した“東大テニミュ”などのパフォーマンスを行っている。『ヒルナンデス！』が取材した五月祭にて、まるきゅうProjectの面々はアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』のオープニングテーマ「Star!!」や、ボーカロイド・重音テトの楽曲「おちゃめ機能」に合わせてコスプレ姿で踊っていて、この様子がお茶の間に流れることとなった。

　このVTRでは、コスプレ姿で踊り続ける東大生にカブせる形で「イメージを覆す東大生の姿」「東大生には見えないが…」といったテロップを入れたり、番組スタッフによるインタビューでは「お兄さんも……と、東大？」と、戸惑いながらコスプレイヤーにマイクを向けるなど、全体的に“東大生”と“コスプレ”のミスマッチさを強調するような編集がなされていた。この放送を受けて、ネットからは「超失礼だよね。コスプレイヤーはバカって思ってるってことでしょ？」「コスプレは東大生みたいな頭いい人がするようなことじゃない、って偏見が作り出した考え」と、コスプレに対する偏見ではないか、という非難が巻き起こることに。

　一方で、「コスプレ文化に対する差別じゃなくて、東大生に対する差別に見える」「どちらかというと東大生側に『真面目でふざけない』みたいな偏見がかかっている」など、どちらかというと東大生に対して偏見のあるVTRだという指摘も上がった。

　今回、コスプレイヤーの反感を買う形となってしまった『ヒルナンデス！』。番組スタッフは、“東大生もコスプレをする”ということを覚えておいたほうがよさそうだ。