パーティーピーポー!

札束とケーキが舞うEDM×アイドルの狂乱パーティに潜入! STEREO JAPANリリースパーティレポ

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 EDMとアイドル、そしてアイドルオタクという組み合わせは、とてつもないカクテルを生み出したのかもしれない。

 5月24日に行われた、STEREO JAPANの1stシングル『Electron』リリースパーティ「Electric Monkey in Tokyo」は、犬小屋2台を前にした80歳のおばあちゃんによるDJに始まり、狂乱パーティに突入。3000万円分の札束とケーキの甘い匂いが立ちこめるフロアでツーショット写メ会とサイン会が行われるという、アイドルライブ史上、そしておそらく世界のパーティ史上稀に見る一夜となった。

 いまや世界のダンスミュージックシーンの最大勢力である「EDM」を本格的に取り入れたアイドルグループ・Stereo TokyoStereo Osaka、そしてその2組が合体したSTEREO JAPAN。EDM要素を取り入れたアイドルソングやJ POPはすでにあるが、「BPM128」「ドロップ(いわゆるサビ)にボーカルが乗らない」などの世界本流のEDMスタイルを取り入れたアイドルは初。4月にEDM路線で再出発して以来、ルミトン棒(大型ペンライト)やハンディミラーボールなど、光量も彩度も高めなアイテムをファンが装備し、「パーティーピーポー!」の絶叫をきっかけにメンバーも客も入り乱れて踊りまくるスタイルは徐々に話題を呼んでいる。その一方で、本気のEDMファンから多少ヒートを買ったりのスキャンダラスさもまた、彼女たちの存在に箔をつけた。

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 リリースパーティの会場となった「青山EDITION」のフロアを訪れると、まず目につくのは「出禁優先エリア」と乱雑に書かれた張り紙がついた犬の檻。これは以前から告知されていた、「他のアイドル現場で出禁になったオタクのためのエリア」だ。またフロア後方には、3席限定で発売された「VIP SEAT」として、広々としたソファが用意されている。オープニングアクトでは御年80歳、高田馬場の名店・餃子荘ムロの女将としても知られるDJ SUMIROCKが、「鉄腕アトム」からKraftwerk、David Guetta等の選曲でフロアを温める。

 この日の会場は、クラブなだけにステージ・フロアの区別はなし。パンパンに詰まった客席をなんとかくぐり抜け、DJブースにたどり着いたStereo TokyoのDJ担当・三浦菜々子がOVERTUREをかけると、歓声とクラップで会場のボルテージは急上昇。残るTokyoメンバー5人が会場に突入すると、強引にダンスフロアを作りだし「行くぞTokyoー!」の声と共にパフォーマンスがスタートする。1曲目は、ファーストシングル『Electron』。メンバーも客も入り乱れる中、「パーティーピーポー!」の掛け声と共に、フロア全員が跳ねまくる。最近ステージからフロアに乱入するアイドルグループは少なくないが、メンバーが会場のあちこちに散らばり、しかもフリーに踊りまくるアイドルはそうはいない。よく、アイドル現場を「祝祭」と称するが、この現場は間違いなく「奇祭」だ。

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 新曲『Search on G』『Inspire」』、そして『Awake』と未CD化曲が続くが、AメロBメロで目の前のメンバーの歌とダンスを楽しみ、サビでブチ上がるという構成は、アイドルファンにとっても非常に受け入れやすい。EDMとアイドルソングは、予想以上に相性がいいのだ。目の前数十センチの距離にアイドルがいる、“全席最前列”状態の会場で、時にフリコピ、時に感情のままに叫ぶファンたちもまた、テンションMAXのまま突っ走る。

Electron [Osaka盤]

Electron [Osaka盤]

パーティーピーポー!

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