トップ > アイドル&声優 > 記事詳細  >  > 3ページ目

スマイルネッサンスvol.7!

これが茉凜の”アイドル道”だ! アイドルネッサンス『宮本茉凜生誕』ライブレポ

2015.05.17

 生誕コーナーの最後は、茉凜ちゃんからメンバー、そしてファンへのメッセージ。ただ、ここまでサプライズもありつつも笑顔で楽しんできた彼女の口からこぼれだした思いは、いつもステージで見る宮本茉凜とは違った感情だった。

「私は基本みなさんから『しっかりしてるね』『冷静だね』っていわれることが多いんですけど、正直家にいたらもうただのダメ人間で……。ピアノとかチアとか、あと勉強も続かないんです。ひとつのことを貫き通すってことが出来なくって」と、抱えてきた劣等感を露わにする。そんなダメな自分が、ファンから評価されることが申し訳ない、と言う。

 そして、彼女がアイドルネッサンスでカバーしている、ある曲への思いを口にした。「わたしTHEイナズマ戦隊さんの『手を打ち鳴らせ!!』が好きで。それは一番最初の歌詞が『今日までダメダメ俺なんてやつぁ 要領よくすり抜けて』って歌詞なんですよ。私は今までそういう人生を送ってきたんですね(涙)。その後に『だけど今回ばかりは避けては通れない 一世一代の大一番』って歌詞があるんですけど、私にとっての大一番、絶対にこの道だけは真正面から向き合いたいと思ったのがアイドルネッサンスで」

 涙声になりながらも、アイドルネッサンスへの愛情とメンバーへの思い、そして新しい意思を誓う。『手を打ち鳴らせ!!』、それとこの日歌った『ベイビーステップ』にかけて、「さっきの『ベイビーステップ』にあるように、何度転んで泣いても、迷ってもがいても、前に進んでいくからには、この7人でトップにいきたいと思ってるので。14才っていう区切りをきっかけに少しずつ変わっていきたいなと思います」。

 こうしうて14才の決意を表明し、最後は再びアイドルネッサンスらしい熱く爽やかなパフォーマンスを披露した。会場の空気を一気に熱くする『ミラクルをキミとおこしたいんです』、その力づけられるような歌詞はメンバーにファンも多い『太陽と心臓』。そしてこの日を締める最後の曲は、もちろん茉凜ちゃんにとっての誓いの曲『手を打ち鳴らせ!!』。振り回される拳と真っ直ぐな視線がいつも以上に力強い。ここから自分自身が、そしてアイドルネッサンスとしてより高みへと向かうための決意の歌だ。

〜4.19「手を打ち鳴らせ!!」ライブ映像〜【スマイルネッサンスvol.7】アイドルネッサンス

 ステージ上では年上のまいなや理子らへのツッコミ役になることが多いのもあって、精神年齢高めに見える茉凜。しかし、インタビューなどでは「アイドルである自分に納得できてない姿」を見せることが多い。そして、ほかのメンバーに見るアイドル性をうらやましがる姿も。それは自身がアイドルが大好きなゆえに「自分とは違う……」「自分にはない……」とより強く思ってしまうからだろう。

 しかし、デビューから約1年、本人は気づいていなくても、ほかメンバーとは違った「宮本茉凜しか見せれないアイドル性」はすでに開花している。これから自分の中のアイドル性と向き合い、気づいていく中で、彼女はもう一皮剥けるかもしれない。宮本茉凜、いまだ14才。この日が彼女だけのアイドル道のスタートだ。

〜〜宮本生誕、ありがとうございました!〜【スマイルネッサンスvol.7、無事終了しました】アイドルネッサンス

(写真・文/大坪ケムタ)

<アイドルネッサンス・ライブ情報>
5月17日(日) 単独自主企画「スマイルネッサンスvol.8」(都内某所)
5月18日(月) レギュラー公演「アキバで漲(みなぎ)るネッサンス!!vol.3」(AKIBAカルチャーズ劇場)
5月23日(土) Super★Premium vol.6?アニソンシンガー・アイドルLIVEの祭典?(ZeppNagoya)

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング