スマイルネッサンスvol.7!

これが茉凜の”アイドル道”だ! アイドルネッサンス『宮本茉凜生誕』ライブレポ

2015.05.17

 これまでにメンバー5人の生誕イベントを行ってきたアイドルネッサンスの自主企画、『スマイルネッサンス』

 あらためて、次世代アイドル最強の歌声を聴かせた石野理子生誕での『ノスタルジア』橋本佳奈生誕での彼女が表現の喜びを知った『One Night Carnival』パフォーマンス。いつもの彼女らとは一風違ったスタイリッシュなダンスを見せつけたのが新井乃亜生誕の『Gee』南端まいな生誕での彼女の思いと会場のコールが爆発した『走れ!』。そして比嘉奈菜子自ら書いた脚本による舞台、『72億分の7の奇跡』

……それぞれの「ここでしか見れない」瞬間で客席を魅了し、アイドルネッサンスのファンをさらに夢中に……いや、あえていえば、「中毒」にさせる、ほかにない自主イベントだ。

 そんな『スマイルネッサンス』のvol.7として開催されたのが、宮本茉凜の生誕イベントだ。今回は7回目にして、ついにチケットが完売。春のシングル『YOU』のリリースイベントを通して、確実に観客が増加している雰囲気は伝わってきていたが、その勢いがはっきり現れたと言えるだろう。ただ、それはそれは同時に、茉凜ちゃん自身が、デビュー当初の「記憶力がいい、通称・暗記パン」から、最近はMCでのツッコミ担当、さらにアイドルファンの部分を露わにしたことで、ファンからの親しみやすさをより増した結果ではないか。そんな「アイドルネッサンスの小悪魔」の生誕祭は、期待感に満ち満ちた空気の中でスタートした。

 1曲目は、彼女にとって初めて歌い出しのパートを担当することになった思い入れある曲『ドカン行進曲(己編)』。THEイナズマ戦隊の曲らしい野太いコールと、応援団風のアクションやサビの「超合金!」ポーズで、会場はいきなり一体感に包まれる。そこから、普段なら最後に歌われることが多いデビュー以来のキラーチューン、『17才』で一気に盛り上げる。ちなみにいつもの生誕イベント同様、この日のセットリストは主役・宮本茉凜によるセレクトだ。

 そんな茉凜づくしな1日のスタートだけに、笑顔がもう漏れずにはいられない! とばかりに、本人のニヤニヤも止まらない。しかし、「本番前からお腹痛くなったの初めて」と、これまでとは違う緊張も口にする。いつものステージ上では、告知にしろ、MCにしろ、中学生とは思えない安定感を見せる彼女だが、さすがにこの日は特別な様子だ。

 まずはスマイルネッサンス定番の質問タイム「みなさんからの質問に答えるネッサンス」。お客さんから集めた質問用紙を取ろうと茉凜ちゃんが質問箱に手を入れると……「キャー!!」。箱の中に入ってたのは冷たい氷嚢。驚いた茉凜ちゃんの目の前で、メンバー6人が「宮本茉凜に逆いたずらっ娘、大成功ー!!」と大騒ぎ。いたずら好きの茉凜ちゃんがアイドルネッサンス公式Youtubeチャンネル内に持っているコーナー「宮本茉凜のイタズラっ娘」にかけた逆いたずらだ。

 この日は、こうした「逆いたずらっ娘」がイベント中にちょくちょく仕掛けられていた。それは、「『シャングリラ』に合わせて変顔を大スクリーンで」「椅子にブーブークッション」「メンバーから美味しい食べ物のプレゼントと見せかけて嫌いなグレープフルーツをプレゼント」などなど、お祝いのステージを盛り上げるものばかりだ。

 ちなみに、ここでの質問コーナーも実はニセ企画。実際に始まったのは、「小悪魔まりんに言わせたい萌えセリフ」だった。彼女が苦手な甘い甘い萌えセリフをお客さんから集めて言わせるというもの。「好きなんて言わないよ……大好きー!」「もうはぐれちゃうよ。ちゃんと手つないでよ!」といった萌えセリフを、耳が真っ赤になるほど照れながらなんとか言い切った。

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