「オーディションの募集要項も自分から提案してみました」 “一人残された”かとう唯、“新生平成琴姫”に向けて奮闘中!

■オーディションはかとう唯も参加

1505_katoyui_04_s.jpg写真/山本宏樹・デルタフォト

――オーディションについては、かとうさんの意見も反映されているんですか?

かとう はい。私は平成琴姫に入る前に、いろんなオーディションを4年間ぐらい受け続けて、ブログにオーディション日記を連載するぐらいだったんです(笑)。それが今回は、自分の所属するグループのオーディションを女の子たちが受けに来てくれるという逆の立場になって。こういう項目があれば受けたいなって思うだろうなとか、こういう文章なら安心できるだろうなとか、改めてオーディションを受ける立場から考えていて、すごく楽しいです(笑)。

――運営の仕事じゃないですか(笑)。

かとう 新メンバーが加入するというのも初めての経験なので、いろいろ不安も大きいんですけど、今は楽しみのほうが大きくなっています。だから募集要項も勝手に自分で考えてイシカワ先生にメールで送って提案しました。先生に相談してオーディションも審査員として参加させてくださいってお願いしました。それも今から楽しみで仕方がないです。自分のやりたいことに協力してくれるメンバーって、どんな子が入ってくるんだろうってワクワクが止まらないんですよ。

――ちなみに個人差もあると思いますが、平成琴を弾けるようになるまでどれぐらいかかるんですか?

かとう まったく楽器経験のない人だと一カ月ぐらいかかると思います。ただ、いきなり難しい曲からではないですし、弾けたらめちゃくちゃ楽しいですよ。

――楽器経験は平成琴にも生きるんですか?

かとう ものすごく生きると思います。特に鍵盤をやっていた子なら、すぐに覚えられるはずです。私もエレクトーンを15年間習っていたんですけど、その経験が役に立ちました。

――なかなかアイドルグループで楽器をやる前提のメンバー募集はないですからね。

かとう そこに反応してくれるとうれしいですね。もうオーディションを受けてくれるだけでもうれしいんですけど、欲を言えば、平成琴姫を女子十二楽坊みたいに楽器の演奏力だけでもみんなを感心させられるようなグループにしたいんです。そのために「平成琴を極めよう!」と頑張ってくれるチャレンジ精神旺盛な子が来てくれると、新しい平成琴姫が生まれるのかなと思います。

――二人が卒業して、新メンバーがステージに立つまでの間、ソロで活動する期間もあるんですか?

かとう あります。6月7日にメンバーが卒業して、私の誕生日が6月30日なんですよ。それでメンバー卒業後に私の生誕祭があって、その日はソロライブが決定しています。あと『HYPER JAPAN Festival 2015』までは新メンバーの練習期間になるので、その間は一人でステージに立つ予定です。今からソロで立つステージの構成も考えているんですけど、平成琴だけを演奏する曲もやりたいなと思っています。そのための選曲も考えているんですけど、ソロライブ自体の経験が少ないので、すっごく不安です(笑)。ただ鍵盤を弾くこと自体が好きなので、好きなことをやれるのは自分が成長する大きなチャンスだなと。おそらくソロで活動する期間は2カ月足らずなんですけど、そこで新しいファンを作れたらいいですね。

――後輩に教える自分は想像がつきますか?

かとう 今のところはつかないんですけど、今も3人で活動しながら、こうやって教えるんだろうなとか、リーダーならこうしなきゃいけないなとか、つねにイメトレはしています。心の中で毎日リーダーになる準備はしていますね(笑)。

――先ほどお話しにも出た「乙女革命」は初めてかとうさんが作詞を担当しましたが、どういう流れで書くことになったんですか?

かとう 最初は作詞するって話もなくて、まずは仮音源を聴かせて頂いて、一発で気に入ったんですよ。それで電車の中とかで何度も聴いて、作詞経験もないのに勝手に自分で歌詞を書いていたんです。早く「この曲を歌いたい!」って自分の中で革命が起きていたんでしょうね(笑)。メロディーが言葉に聴こえてくるんです。サビは「○○革命」って言ってるなって、タイトルも決まっていないのに確信していて。そしたら、イシカワ先生から自分で歌詞を書いていいよって提案があって、すぐにメールで歌詞を送ったらOKが出たんです。それまで遊び程度で歌詞を書いたことはあったんですけど、こんな経験は初めてで。この歌が好き、歌いたいって一心で歌詞を書いてもいいんだなって一つの発見でした。「この曲をきっかけにファンになった」と言ってくださる衛兵さんもいて、そういう意味でも革命を起こせているなと実感します。ただ、いまだにCDを手に取って、作詞にかとう唯とクレジットされているのを見ると不思議な気がします。カラオケにも入っているんですけど、画面に私の名前が出ても実感が湧かないですね(笑)。

■かとう唯が見据える“新生平成琴姫”

1505_katoyui_03.jpgかとう唯自作のイラスト。

――新生平成琴姫で新たに挑戦したいことはありますか?

かとう 絶対に今までと一緒ではいけないなと考えていて、まずは平成琴をたくさん弾くことです。あと平成琴でアイドルソングのカバーをやりたいです。例えばももクロさんやAKB48さんみたいに多くの人が知っている曲を、普通なら歌とダンスでカバーするところを、平成琴で弾きたいなと。あと衣装も、今までは基本着物をアレンジしたものだったのですが、これからはどこかに和の要素が入っていれば違うデザインでも良いのかなと思っています(と言って自作のイラストを見せる)。

――上手い! すでに衣装の色分けからヘアスタイルまで決まっているじゃないですか!!

かとう ひらめいたことをパパッと描いただけなんですけど、新しい平成琴姫をどういう風にしたら注目を浴びるのかをつねに考えているんです。

――今まで、こんなにアイデアを出したことはあったんですか。

かとう ほとんどなかったですし、考えても遠慮して言わなかったんです。私はプロデューサーじゃないし、ほかのメンバーの意見もあるし、私一人の意見を言っても……って感じで全部抑えていました。でも平成琴姫を一人で続けるって決めた以上、前よりも売れないと意味がないと思うんです。だから自分の人生を賭ける気持ちで、どんどん意見を言っていこうと決めたんです。そうやって全力を尽くしてダメだったらしょうがないですけど、そこまでやらないと私も諦めがつかないし。しかも鬱陶しいぐらいアイデアが出て来るので(笑)。どんどんイシカワ先生に伝えています。そういう意見を受け入れてくれる環境が、今は何よりありがたいですね。
(取材・文/猪口貴裕 写真/山本宏樹・デルタフォト)

★平成琴姫 新メンバー募集
http://www.hideco-promotion.com/heiseikotohime/audition_net.html
※応募締め切りはネット・郵送ともに2015年5月15日(金)まで

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