“オタク系アイドル”は今や特別な存在ではなくなってきているのかもしれない。国民的アイドルと名高いAKB48グループでもNMB48の山本彩といったBL好きのメンバーがいたり、絶大な人気を誇るでんぱ組inc.も全メンバーがオタク。オタクであるアイドルの数は今や数えきれないほどだ。そんな“オタク系アイドル”の生態に迫るこのインタビュー、今回は楽曲からビジュアルに至るまで、確固たる世界観を築き上げ、精力的なライブ活動でパフォーマンス力も伸び盛り、結成から1年足らずで次世代を担うアイドルグループとして圧倒的な支持を集める「drop」のオタクメンバーに迫る。
dropのリーダーを務める三嵜みさとは、プロフィールに「アニメおたく」と書くほどのアニメ好きで、Twitterではプライベートでのコスプレ姿も披露するほどのオタク。今回はそんな彼女のアニメに対する熱い思いを存分に語ってもらった。
■アニメの物語に入り込むのが好き
――まず、アニメにハマったキッカケを教えてください。
三嵜みさと(以下、三嵜) 本格的にアニメを観始めたのは高校1年生ぐらいですね。友達がすごいアニメオタクで、いろいろオススメのアニメを教えてくれるから、よくこんなに知ってるなぁと思って。その中のひとつが『とらドラ!』で、初めて観た時に「アニメってすごく面白い!」と思ったんです。
――『とらドラ!』のどこにハマったんですか?
三嵜 ドタバタ学園コメディで、展開がポンポン早くて飽きないんですよ。主要の登場人物が何人もいて、その中で複雑な恋愛関係があって、どんどん心境が変わっていくんです。でもドロッとしてなくて、明るいので観ていて嫌な気分にならないんです。キャラクターデザインが『あの花』(『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』)の田中将賀さんなんですけど、中でも好きなキャラクターが(逢坂)大河ちゃん。小っちゃくてツンデレで、すごくかわいいんです!
――キャラクターに入れ込むほうなんですか?
三嵜 ですね。私はアニメに限らず、物語に入り込むのが大好きなんですよ。他人の物語を自分も経験したいんでしょうね。
――『とらドラ!』と出会うまではまったくアニメに興味なかったんですか?
三嵜 いくつかのアニメは観ていたんですけど、どこから手を付けていいのかわからなかったんですよ。どこでそういう情報を手に入れるのかすらもわからなくて。だからオタク友達の話もちんぷんかんぷんで、「何でそんなに知ってるの?」って聞いたら、「ネットで調べれば、新作アニメが一覧になってまとまっているサイトがあるよ」と。それを観れば大体のアニメはピックアップされているから、興味の湧いたアニメはとりあえず1話を観て、自分の中で「いまいちだな」と思ったら切っていけばいいよと教えてくれたんです。
――『とらドラ!』はリアルタイムでは観てないですよね。
三嵜 その友達がDVD-BOXを持っていたので借りて観ました。それをキッカケにたくさんのアニメを観るようになりました。1日1作品みたいな(笑)。なので、当時はろくに寝てなかったですもん。放送が2クールとかあると、気になって学校にも行けない、みたいな……。一回ハマると、それしか見えなくなっちゃうんです。その頃、特に好きだったのが『STEINS;GATE』のアニメですね。
「小っちゃくてかわいいキャラが好き」“コスプレ経験もある”dropの“アニメおたく”三嵜みさとのオタクっぷりに迫るのページです。おたぽるは、インタビュー、アイドル、ギャラリー、アイドル&声優、地下アイドル、drop、三嵜みさと、インタビュー、ツインテールの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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