「ニコニコ超会議2015」レポート

“警視庁がオレオレ詐欺体験!”“JALが初出展した目的は?”担当者に直撃してみた【ニコニコ超会議2015レポ】

2015.05.03

 4月25日、26日の2日間にわたり千葉・幕張メッセで開催されたニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議2015」。リアル来場者のべ15万1115人、ネット来場者794万495人と、今年も前年を上回る盛況ぶりを見せた。そんな中、警視庁やJALなど、初出展の団体や企業も目立った今回の超会議。今回、取材班は注目企業のブースに“行ってみた”。

「超ニコニコ交番」。

 やはり気になるのは「超ニコニコ交番」で出展した警視庁。交番でどんなことをやっているのかと思えば、オレオレ詐欺の疑似体験とのこと。参加者が母親に電話し、オレオレ詐欺で使われる台詞を言い、自分の電話番号ではない番号を伝えるそうだ。そして、母親が確認の電話を自分の携帯番号にかけるか、伝えた番号にかけるか確認するという。あらかじめ、訓練であることを伝えておくそうだが、それでも2割は誤った番号にかけてしまうらしい。

「消火訓練と同じで、オレオレ詐欺も体験をしていないといざという時に正しい行動ができません。訓練とわかっていても間違えてしまう方もいますが、今気づいてもらうことで、いざというときに正しい行動ができれば良いと思います」(警視庁犯罪抑止対策本部)

 オレオレ詐欺の犯罪を減らすために、今回、警視庁から参加していたのは犯罪抑止対策本部。今回の出展について、犯罪抑止対策本部の担当者は「従来はお年寄りに啓蒙活動をしていましたが、それも限界が見えてきたのです。そこで、家族でオレオレ詐欺の被害から守っていくために、お年寄りの孫の世代にも訴えようということになりました。超会議の20代〜30代というお客さんの年齢層がベストマッチだったので、今回の出展に結びつきました」と語ってくれた。今後も担当者レベルではいろいろなイベントに出展したいと考えているそうだが、まずは「超会議に出せただけでも大成功」ということらしい。

会場に置かれた指揮車両の前では、制帽を被って撮影が出来るサービスも。

 ちなみに、会場のある幕張メッセは千葉県警の管轄だ。その点について聞くと「出展が決まったのが直前だったので、時間があればご一緒したいですね」と担当者。次回はぜひ千葉県警とのコラボを見たいところだ。

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