“リアル”なのは、死体のオブジェ…USJの「進撃の巨人・ザ・リアル」行列必至の人気でも、ファンからは酷評!

 現在、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)では、今年1月23日よりスタートした『進撃の巨人』『モンスターハンター』『エヴァンゲリオン』『バイオハザード』の4作品を題材にしたアトラクション「ユニバーサル・クールジャパン」が期間限定で開催されている。先日には、好評につき、当初の予定を延長して、会期が6月28日までとなることも発表された。しかし、この中の「進撃の巨人・ザ・リアル」で、一部のファンからはその内容について不満の声が上がっている。

 アニメ化だけでなく、実写映画化・ドラマ化も決まり、一大ブームを巻き起こしている『進撃の巨人』。人間と巨人との戦いを描いた作品をテーマとしたアトラクション「進撃の巨人・ザ・リアル」では迫力ある等身大の巨人像などが登場し、開催当初より話題を呼んでいる。しかし、ファンは特に企画の一つ「女型の巨人 捕獲作戦~ウォークスルー・アトラクション~」を酷評する。

 アトラクションの具体的内容は以下の通り。部屋を移動していきながら、『進撃の巨人』アニメの総集編映像を鑑賞。会場内では調査兵団に扮した係員の案内があり、最後は主要登場人物であるミカサ・アルミン・リヴァイの“クロノイド”と呼ばれる精巧な人形の撮影タイムとなって、終了だ。

 非常にリアルに再現された立体機動装置やクロノイドに感動するファンも多いが、あまりにも淡白な内容のため、困惑する人が続出。実際、「進撃の巨人・ザ・リアル」を訪れたファンに話を聞いてみると……

「確かに期待外れでしたね(苦笑)。たくさんの部屋を移動させられるんですが、途中に(オブジェとして)エレンの吹っ飛んだ腕だったり、死体が転がってるわで……何がリアルって、その死体が“リアル”でグロいだけ(笑)。それで、アニメの総集編を見た後に、広い部屋でクロノイドを撮影して終わり。ただ、出口を出た直後に、エレン巨人と女型巨人のオブジェが見えるようになっているのは良かったですね。“アトラクション”じゃなくて、“展示”という名目なら納得できたんですが……」

 こうした困惑の声は、ネットからも上がっており、「ウォークスルー・アトラクションはクロノイド撮影会とほぼ同義。この整理券取得に1~2時間。並んだ時間を返せ!」といった意見も。「進撃の巨人・ザ・リアル」は入場までに1~2時間待つのもざらということで、長時間並ばされた末のこの内容だっただけに、期待を裏切られたと感じるファンもいるようだ。

 体験するためには整理券が必要なほど大人気となっているアトラクション。『進撃の巨人』ファンとしてはゴールデンウィークを利用して訪れたいと思うところだが、期待しすぎには注意!?

進撃の巨人(16) (講談社コミックス)

進撃の巨人(16) (講談社コミックス)

人気作だから、たまにはトホホなやつもね…

“リアル”なのは、死体のオブジェ…USJの「進撃の巨人・ザ・リアル」行列必至の人気でも、ファンからは酷評!のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベ出版業界事情の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!