講談社の女性誌がまた『進撃の巨人』特集で、バカ売れ!? 『ONE PIECE』に続き、気鋭アーティストとのコラボも…

2015.04.24

 4月23日発売の女性向け美容雑誌「VOCE」6月号が、『進撃の巨人』(共に講談社)特集を展開。講談社の女性誌が大々的に『進撃の巨人』を取り上げるのは、「FRaU」「ViVi」に続いて3誌目。「FRaU」では『進撃の巨人』の人気キャラ・リヴァイを表紙に、「ViVi」では同じくリヴァイがプリントされたトートバッグが付録に付けられるなど、こちらも大きく『進撃の巨人』(のリヴァイ)を取り上げていたが、今回の「VOCE」でも『進撃の巨人』が全面に押し出されている。

「VOCE」6月号には、リヴァイが描かれたポストカードと、同作に登場する超大型巨人の顔がプリントされたフェイスパックが付録に付くということも、発売前から『進撃の巨人』ファンを中心に注目を集めていた。さらに、増刊号として同時発売されたミニサイズ版の「VOCE」では、リヴァイが表紙を飾るほどの大プッシュ(通常版の表紙は、女優の綾瀬はるか)。通常版とミニサイズ版、共に掲載されている『進撃の巨人』特集では、超大型巨人のフェイスマスクを紹介するページや「2Pで魅力がわかる『進撃の巨人』」といったコーナーから、超大型巨人の顔で小顔になれるツボをレクチャーする「進撃の美ツボ」、オタクとしても知られるモデル・市川紗椰によるリヴァイのモノマネメイクなど、美容雑誌らしい企画が組まれている。

 そんな『進撃の巨人』効果もあってか、「VOCE」6月号は販売初日に(4月23日時点)Amazonの女性誌売り上げランキングの1位、ミニサイズ版が2位と、ワンツーフィニッシュを記録。ネットでは「通常版とミニサイズ版、どっちも買った!」という声も上がっている。実は、先述の付録がついているのは通常版の「VOCE」だけ。リヴァイが表紙のミニサイズ版にも、超大型巨人のフェイスマスクを紹介するページが掲載されているものの、付録はつかない仕様。そのため、通常版の「VOCE」(税込690円)とミニサイズ版の「VOCE」(税込600円)、両方購入する熱心なファンたちが続出している。この売り方には、ネットでは「両方買わせていただきますw」「両方買えというリヴァイ商法か……」と、歓喜と不満の入り混じった声も。

 ちなみに、リヴァイが描かれたミニサイズ版の表紙は、刺繍アートで知られるアーティスト・清川あさみとのコラボレーション作品。“刺繍アート×マンガ”という珍しいコラボだが、実は清川は、これまた人気マンガ『ONE PIECE』とも「週刊少年ジャンプ」(共に集英社)2013年46号の表紙でコラボしている。このコラボや最近のプッシュっぷりを見ると、11年に集英社の全雑誌の表紙をジャックした『ONE PIECE』よろしく、『進撃の巨人』が講談社の全雑誌に“進撃”する日も近いかもしれない……。

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