“閑古鳥”と揶揄される「阿佐ヶ谷アニメストリート」の“これから”

“本当に賑わうオタクスポット”を目指して、試行錯誤が続いている――。

 先頃、オープンから1周年を迎えた「阿佐ヶ谷アニメストリート」。JR中央線の阿佐ヶ谷駅~高円寺駅のガード下を利用したアニメの商店街である。こうした“アニメストリート”は、阿佐ヶ谷での登場を皮切りに、神戸など、全国のいくつかの街でオープン、あるいは計画が進んでいる。

 しかし、その“元祖”である阿佐ヶ谷アニメストリートの評判は芳しくない。平日に歩けば一目瞭然だが、人の姿はまばら。それは“閑古鳥”と言っても過言ではないだろう。試しにTwitterで検索してみても、毎日のように「どうするんだ」「大丈夫か」といった不安の声が上がっている。

 2014年3月に鳴り物入りでオープンしてから1年。すでに撤退をする店舗も現れているのだ。オープン前、事業主体である株式会社ジェイアール東日本都市開発(以下、JR)に取材した際には「秋葉原とも電車でつながっているので、来客は見込める」という話もあった。しかし、所詮は企画倒れだったのだろうか……。

「これは想定内のことであって、最初の2年間はお客さんが来るとは考えていませんでした。定着するまで3年はかかると思っていますから」

 そう話すのは、阿佐ヶ谷アニメストリートをプロデュースし、ストリート内にオフィスも構える作戦本部株式会社の代表取締役で「作戦本部長」の鴨志田由貴氏だ。鴨志田氏は、同じく自社が携わったJR秋葉原駅~御徒町駅間のガード下を利用した商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN」でも「店舗に客が足を運ぶようになるまでは、3年くらいかかった」と、説明する。

 ところが、それとは別に、想定外の事態も起きているという。その最たるものが、“家賃を払っているにもかかわらず、営業していない店舗がある”ということだ。まさか、路面店を借りて営業しない店があるとは……?

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