ロックの殿堂・日本武道館にOLDCODEXが立った! 5年間の集大成で、ファンのハートをがっちり捕獲(capture)!!

A150410_ocd_1.jpg熱気に包まれる武道館

 ボーカル・Ta_2と、ペインター・YORKE.の二人を中心としたロックバンド・OLDCODEXが、2月11日、バンド史上初となる日本武道館でのワンマンライブを開催した。

 さまざまなサウンドを取り入れ進化してきたOLDCODEXは、その集大成ともいえる大舞台で初期の代表曲から最新ナンバーまで全25曲を披露。約5年の活動で積み重ねてきた自信に裏打ちされた唯一無二のアクトが、ロックの殿堂を大きく揺らした。

 かつてとあるロックバンドが「ライブハウス武道館」と呼んだロックの殿堂・日本武道館。そこにOLDCODEXが立つ。

 このトピックを聞いた時、全身に鳥肌が立ったのは筆者だけではないはずだ。2009年のバンド結成以来、オリジナルなパフォーマンスをストイックに追求してきたTa_2だが、ここまでの道のりは決して平たんではなかったはずだ。しかし、そういった歴史があったからこそ今日の自分たちがいる。そんな意志を表明するかのように、開演前のステージには相棒・YORKE.がこれまでのステージで描いてきた無数のアートを切り出し、額装されたものがつりさげられていた。

SKT150410_ocd_2.jpgYORKE.によるライブペイント

「あの絵は、最高に熱かったあのライブの時のだ!」「あの絵は、初めてライブを見た時の……!」

 オーディエンスごとに抱く感情は異なったかもしれないが、今日のライブは武道館に集った全てのオーディエンスとOLDCODEXの歴史がクロスオーバーすることは間違いない! そんな予感を憶えずにはいられない。

OCD150410_ocd_5.jpg左からTa_2、YORKE.

 果たしてステージに登場したTa_2&YORKE.、そしてバンドメンバーたち。大歓声に包まれて彼らが最初に披露したのは、デビューミニアルバム『OLDCODEX』の1曲目に収録されている「cresc.(クレッシェンド)」だ。「ここから俺たちは始まったんだ」という強い意志を感じさせつつ、王道のハードナンバーを披露したOLDCODEX。時にラウドに、時にメロディアスに歌い上げるTa_2に対し、パートナーであるYORKE.はステージ両サイドにセッティングされたキャンパスに絵を描きつつ、会場を煽る。ステージ上部にセットされているアートに、今日の作品が加わるのか……と思いつつ彼のパフォーマンスを見ていると、4曲目の「Ignite」ではなんとそのキャンパスがバラバラに分割されるではないか!

OCD150410_ocd_6.jpgよーく眺めるとひび割れが
SKT150410_ocd_7.jpgオーディエンスのハートをcapture!

 キャンパスの背後には、蜘蛛が脚を開くように展開するギミックを持つロボットがセットされていたのだ。これまでにも回転するキャンバスや層状になったキャンバスなど、様々なアイデアでかつてないライブペインティングを提示してきたYORKE.だが、この日はついにメカまで導入! OLDCODEXの表現に対するチャレンジ精神は底なしだ! これには誰もが目を疑ったことだろう。オープニングの4曲ですっかりオーディエンスのハートを「capture(捕獲)」したOLDCODEXであった。

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『キュートランスフォーマー』の曲も入ってるよ!

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