イケメン俳優たちが織り成すゆる~い物語が伝えるものとは? 爆笑に包まれた『フェアトレードボーイ2』イベントレポ

2015.03.22

左から林明寛、平野良、内海啓貴、植田圭輔、磯貝龍虎。

 イケメン俳優たちが織り成す、ゆるくそしてコミカルな物語に笑いながら、“世界のためになること”を知れる映画『フェアトレードボーイ』。本作は発展途上国の原料や製品など、適正価格で購入することでその国の人々の生活改善などを目指す活動「フェアトレード」をテーマにした作品で、監督は『Go!Go!家電男子 THE MOVIE アフレコパニック』などで知られる川村清人、脚本は『ハンサム落語』の脚本・演出などでしられるなるせゆうせいが務めている。

 そんな『フェアトレードボーイ』だが、昨年公開された第1弾の好評を受け、このたび第2弾『フェアトレードボーイ2』が制作。その完成上映会&トークイベントが3月9日に東京・渋谷シダックスカルチャーホールにて行なわれた。当日は本作に出演する林明寛、平野良、内海啓貴、植田圭輔、磯貝龍虎が登場。彼らはミュージカル『テニスの王子様』やミュージカル『忍たま乱太郎』、舞台『弱虫ペダル』などにも出演している舞台を中心に活躍している俳優たちだ。

 イベントでは本編の第1話「オレは、今からでも出来る世界の救い方を知らない」、第2話「オレは、フェアトレードを身近に感じているかを知らない」が上映された。第1話は林演じるカッちゃんがフェアトレードとはなにか、平野演じるグッチと内海演じるカモツに熱弁するストーリーだった。

 第2話は植田演じる日暮、磯貝演じる加瀬も加わり、ブラジルのオーガニックコーヒーを例に挙げ、フェアトレードの重要さを語るもの。個人的にはブラジル帰りの加瀬というキャラを演じた磯貝のやけに高いテンションが印象的であった(登場シーンは必見!)。「フェアトレード」という作品のテーマを、なるせ氏の脚本や俳優たち演技もあって、誰でも楽しめるコミカルな物語に仕上がっている。

 そんな上映後は、キャストたちが映画の撮影エピソードなどを明かしていた。平野曰く、「全部の話に共通することなんですけど、台本が終わっても全然カットにならなくて、10分くらいエチュードになっています。けど今見たらバッサリその部分削られているね(笑)」とのこと。

 作品を振り返る中、イベントでは某朝の報道番組のコーナーもじった「フェアトレードクイズッス」が出題。クイズを出題したのはイベントの司会も務めた特定非営利活動法人ハロハロの代表・HARUKAさん。5人のトークにキャストも観客も笑いっぱなし。映画と同じく、イベントでもフェアトレードをゆる~く学べる和やかな雰囲気だった。

 その後は、クイズを勝ち抜いた観客たちのジャンケン大会を実施。ここでもフェアトレードボーイたちのゆるさは発揮され、内海の“セクシージャンケン”や「俺、25(歳)だぜ……」とぼやいていた植田の“ぶりっ子ジャンケン”、「パーが手ブラ、チョキは乳首を隠し、グーは普通にグー」という磯貝の“はじらいジャンケン”が行われた。

 終始盛り上がりを見せた本イベント。映画の作品自体は、磯貝が「目の前で流しながら寝たい」と評する“良いゆるさ”はあるものの、フェアトレードの内容、そして重要さがわかりやすく伝わるものになっている。なんでもキャストもこの作品を通じて買い物の時にフェアトレードを意識するようになったとか。

 そんな本作は現在公式サイトにてDVD、パンフレットが発売中。ゆる~い物語の中にも“大切なこと”がたくさんつまっている本作。ぜひ触れてみてはどうだろうか。

■『フェアトレードボーイ』公式サイト
http://ftboy.jimdo.com/

編集部オススメ記事

注目のインタビュー記事

人気記事ランキング