蟹めんまの「お茶の間デスマッチ!プロレスDVD観戦録」【第3回】

すげぇよオカダ、いや、オカダさん!少年は夏の終わりと共にルェェェェベルの違う成長を果たす!『G1 CLIMAX2014』【後編】

2015.03.24

――いまプロレスがアツい!……というのは、大してプロレスに興味がない人でも、なんとなく肌で感じるところではないだろうか。その人気を牽引しているのは新規参入してきた“プロレス女子”たち。マッチョ萌えにキャラ萌え、選手同士の関係萌えと、リングの上も外もプロレスは萌えの宝庫なのだ。そんな“泥沼”に見事にハマった新米プヲタのマンガ家・蟹めんまがプロレスDVDを観倒します!

【解説コラム】
「真夏の祭典」の通称を持つ、新日本プロレスの年間シーズンの中でも最も過酷で最大規模のシリーズとなる「G1 CLIMAX」。新日本において通常は、一度の興行でさまざまなタイプの試合が行われるが、本シリーズはヘビー級選手によるシングルマッチ(1対1の対戦)に絞られているところが特徴。1991年のスタート以来、毎年さまざまなドラマを生んできた。

 2014年大会の覇者オカダ・カズチカは弱冠15歳でプロレスの世界に飛び込み、27歳の今は新日本プロレスの看板レスラーとなった人気選手。『フューチャーカード バディファイト』のイメージキャラクターをつとめ、深夜アニメの時間帯に流れる「オカダ“さん”な」と呼び捨てにした子どもをたしなめる彼のCMを見かけた人も多いだろう。

※1 ケイオス:新日本プロレスのヒールユニット。現在の中心メンバーは、中邑真輔(リーダー)、オカダ・カズチカ、石井智宏、邪道、外道、矢野通、YOSHI-HASHI。ヒールユニットだが極悪非道というわけではなく、中邑やオカダのような正統派レスラーも所属しており、多様性がある。メンバーのツイッターやインスタグラムには飲み会の様子がよくアップされており、仲が良さそうなところも人気の理由のひとつ。【例:https://instagram.com/shinsukenakamura

※2 西武ドーム:もともとあった屋外球場に屋根を乗せてドームにしたという特異な成り立ちから、ドームでありながら後述のように外のセミの声が聞こえ、夕日が見え、時には雨もふきこんでくるというわけのわからない構造になっている(G1 CLIMAXでも雨が吹き込む時間帯があった)。野球ファンの間では、春まで寒く、夏は野球選手が熱中症になる球場として知られている。

【DVD紹介】
G1 CLIMAX2014
販売元/TCエンタテインメント

<公式オンラインストア>
http://shop.njpw.co.jp/products/detail.php?product_id=666

【作者プロフィール】
蟹めんま(かにめんま)
マンガ家。10代から現在に至るまでのバンギャルライフを綴った『バンギャルちゃんの日常』(エンターブレイン/KADOKAWA)が3巻まで刊行中。プロレスにはハマって約1年、推しの選手は飯伏幸太、ケニー・オメガ。新日本プロレスの「プロレスに“萌える”女子増加計画<もえプロ♥女子部>」<http://www.njpw.co.jp/moepro/>に参加中。

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