はてなブックマークの“中の人”が選ぶ！「アニメとゲーム」人気エントリー

『枯山水』で侘び寂びを感じ、『Ingress』で生活習慣を変える…“ライフハック”系ゲームの濃ゆい記事が話題に

編集部

2015.03.15

――2015年2月中、「はてなブックマーク」の「アニメとゲーム」カテゴリより、注目を集めた記事をピックアップ!!　はてブの“中の人”が解説します！

■「はてなブックマーク」とは？
ソーシャルブックマークサービスの最大手。ネットで話題となっているWebページや、他のユーザーが興味を持つ話題をチェックできる。気になる情報をTwitterやFacebookでも共有可能。iPhone/iPadアプリ、Androidアプリがある。
http://b.hatena.ne.jp/

【2015年2月「アニメとゲーム」カテゴリ・ランキング】
http://b.hatena.ne.jp/ranking/monthly/201502/game

　Googleが提供するスマートフォン向け位置情報ゲーム『Ingress』が日本でブレイクしてからだいぶ経ちますが、Ingressに関する話はなかなか尽きません。2月のランキング2位には深夜に活動するエージェント（プレーヤー）が防犯ボランティアに登録したという記事が入りました。Ingressというゲームは個人によって遊び方が異なるせいか、毎月内容の濃いものが注目される印象があります。特に長くて濃い、Ingressが生活そのものになってしまった記事と、それと同じくらいこだわりの詰まったアニメの考察・ボードゲーム紹介をセットでお送りします。“濃い”世界をぜひどうぞ。

■“なぎ払う”原点は…？

記事タイトル：３人のアニメーターが完成させた、「マップ兵器」表現の変遷とその影響 : GOMISTATION.gif2
記事URL：http://royal2627.ldblog.jp/archives/43500439.html
エントリーページURL：http://b.hatena.ne.jp/entry/242828483
タグ：アニメ、作画、技術
ブックマーク数：561users

　スーパーロボット大戦シリーズなどのSRPGで、広い範囲を攻撃する兵器を指す「マップ兵器」。その表現がアニメの歴史の中でどのように変化していったか、70年代後半から今に至るまでのアニメを参照しながら、板野一郎さん、庵野秀明さん、増尾昭一さんという3人のアニメーターによる技法をまとめた大作が登場しました。70年代後半～80年代初期に『伝説巨神イデオン』『機動戦士ガンダム』などで見られた光球の爆発、それを受けてのデフォルメした表現と写実的な表現の2つを経て、『トップをねらえ！』で記号的表現が完成したといいます。その後も演出家の個性が加わりながら発展するマップ兵器の表現、とにかく濃くて読み応えがあります。

【キーワード解説】
・SRPG
　シミュレーションロールプレイングゲームの略称。戦略性とストーリー性を持ち、主人公の育成に重点が置かれるジャンル。人気シリーズに『ファイアーエムブレム』『スーパーロボット大戦』『魔神転生』など。

・トップをねらえ！
　1988年にガイナックスが全6話のOVAとして制作したSFロボットアニメ。庵野秀明さんの初監督作品。脚本は岡田斗司夫さん・庵野秀明さん。続編に当たる『トップをねらえ2！』の監督は鶴巻和哉さんが担当した。

【コメント】（原文ママ）
・マップ兵器の一言ですごくわかりやすい記事になってて、素晴らしいです。読ませてくれてありがとうございますって言いたい記事。
・好きなものしか載ってない最高のまとめでした。
・着弾後一拍「タメ」があってから炸裂するのいいよね。
・単なる大爆発より画面に華がある
・うーん、マップ兵器というのも大きな括りな気がするなあ(東方不敗師匠がマップ兵器になっちゃうので)。強さ、広さ、リアルさ、爆発、動きは、全て違う軸の演出じゃないかなあ。手法は似てるけど、方向性が違う。

■『ZIP!』でも紹介されました。

記事タイトル：異色の国産ボードゲーム「枯山水」が話題　その渋すぎる世界観 – withnews（ウィズニュース）
記事URL：http://withnews.jp/article/f0150208000qq000000000000000W00b0701qq000011479A
エントリーページURL：http://b.hatena.ne.jp/entry/241199472
タグ：ボードゲーム、アイデア、デザイン
ブックマーク数：530 users

　2014年11月にテーブルゲームイベント「ゲームマーケット」で発売されたボードゲーム「枯山水」への注目が高まり、情報番組にも次々取り上げられています。朝日新聞社のWebニュースサイト「withnews」による記事にも多くのブックマークが集まりました。制作・販売するニューゲームズオーダーの発売前日のブログには「私たちの総力を尽くしました。我ながらですが、とても良い物ができたと思います」と書かれています。また、反響があった後の2月の記事では「世間様の気まぐれに踊らされないよわたしたちゃあ（笑）。追い風でも走らないし、向かい風でも止まらないのよ」と、今後も手作業での生産ペースを崩さないことを表明しています。

【キーワード解説】

・ゲームマーケット
　2000年4月から開催されている国内最大規模のゲームイベント。電源を使用しない「アナログゲーム」を対象とする。ボードゲームやカードゲーム、テーブルトークRPGなど国内外のゲームメーカー、ゲームデザイナーが出展。3月1日には「ゲームマーケット2015大阪」が開催された。

・枯山水
　山田空太さん作、ママダユースケさんの画によるボードゲーム。日本庭園の様式になぞらえ、プレイヤーが美しい庭を作り上げていく。海外産のボードゲームが多い中、国産ボードゲームのヒットとして話題となる。価格は8100円（税込）。

【コメント】（原文ママ）
・このコンセプトで数値化して競えるってのが凄い
・すごい面白いってほどではないんだけどモチーフが見事。なにより石がよい。
・これほんと気になる。欲しいけど、やる人がいない。
・結構いいお値段だなぁ…。なんかイベントでもある時に検討するか。
・持ってはいるんだけど、パッケージに石が入ってるから持ち運ぶには重い。