「仮面女子は今騒がれているけど前向きに頑張って」という監督のエールも 仮面女子の川村虹花、映画で女優業に挑戦

2015.03.01

仮面女子の川村虹花。

 2月27日、新宿・K’sシネマで映画『クレヴァニ、愛のトンネル』のトークショーが行われ、仮面女子の川村虹花と今関あきよし監督が登場した。

 イベントでは、まず監督の今関あきよしが登壇し、監督から「今日は女優として登場する、川村虹花さんです」と呼び込まれて、川村が登場。今関監督からスクリーンでの自分の姿を見た感想を聞かれた川村は「本当に出てるんだという実感がわきました(笑)」と笑顔。続けて、「撮影は高校2年生の頃だったので、懐かしいなとも思いましたね(笑)」と感慨深げだった。

 そして、監督が映画では出番が少なかった川村のために、この場で“生芝居”をすることを提案。すると、川村は「普段、みなさんに演技をするところを見せていないので、緊張しています」と言いつつも、やる気十分で、この日の脚本を確認。脚本の内容は、とある劇団が稽古のために公民館を借りた。川村は自分が遅刻したと思って、息を切らせながら走って入ってくる。おかしいなと思いながら、スマホでスケジュールを確認すると、1時間早く入ってしまっていた。そこで、おもむろにステージに上がり、自分の役ではない、あこがれのヒロイン役の台詞を言う、というもの。

 1回目は監督の指示を受けずに自由に演じ、その後、監督から演技指導を受けて、演じきると、川村は「2回目の方が気持ち良くできた」と満足げ。すると、監督は「うまいとか下手とかじゃなく、まずは楽しみながら演じることが大事」とアドバイスをした。

 続けて、監督が「仮面女子の中でも女優をやってみたいという気持ちがある子が何人もいると聞いているけど」と語ると、川村は「ぜひ次もやってみたいです!」とすかさず売り込み。そして、監督から“好きな女優”と“好きな映画”について聞かれると、「武井咲さんが好きです。ドラマや映画を見ていると吸い込まれそうになる」「好きな映画は『マリと子犬の物語』。人生で初めて泣いた映画です」と語った。

 最後に、監督が「仮面女子は今いろいろ騒がれてるけど、周りに翻弄されすぎず、前向きにがんばって。それから、何とかスケジュールを取って、女優もね。これからは芝居の質が大事になってくるから」と語ると、川村は目を潤ませながら「がんばります!」と力強く語った。ほぼ毎日秋葉原の常設劇場・P.A.R.M.Sで公演を行なう仮面女子。女優業をするのはなかなか難しいかもしれないが、川村を筆頭に今後女優に挑戦するメンバーが出てくることに期待したい。

 映画『クレヴァニ、愛のトンネル』はK’sシネマでレイトロードショー中。ちなみにこの作品、先日卒業を発表した小柳朋恵も出演している。仮面女子ファンは必見の映画だ。
(取材・文/小林ぴじお)

■『クレヴァニ、愛のトンネル』公式サイト
http://www.is-field.com/klevani/

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