【今週の弱ペダ】「第18話」~‏CV.代永翼のイケメンが羽を生やす自転車アニメ ~『弱虫ペダル GRANDE ROAD』腐女子的レビュー

――まだまだ腐女子の“トライアスロン”は終わらない! 昨夏に最終回を向かえた『Free!-Eternal Summer-』に引き続き(?)アニメ2期となる『弱虫ペダル GRANDE ROAD』が放送開始。そんなことで、今回もやってしまいます!! 『弱虫ペダル 』腐女子的レビュー!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『弱虫ペダル GRANDE ROAD』
ROAD.18「一歩一歩」

1502_pedal_18r.jpg弱虫ペダル GRANDE ROAD公式サイトより。

■前回までのあらすじはこちら

 序盤の黒田雪成に全部もってかれました……。

 と、一行目からネタバレぶちかますほどレースも腐女子も大興奮だった18話。“腐女子的レビュー”いってみましょう!!

 エースを追う京都伏見(以下、京伏)の御堂筋、その後を追う箱根学園(以下、箱学)の真波。さらにその二人を追うのは総北高校(以下、総北)の小野田と大混戦のインターハイ最終日。真波の実力を今ひとつ信用出来ない箱学自転車部員たちが嘆く中、黒田は「あいつなら御堂筋を抑えるかもしれない」と言います。

 出た―ッ黒田だ! めっちゃ喋った! 髪も原作と同じ色になってる!! ただでさえダサいペダル私服の中でも飛び抜けてクッソだせえ「I♡PEAK」シャツも着てる!!(笑) 私の見た幻かと思ったけど、アニメ黒田はちゃんといるんだね……ってペダルアニメ、もしや小野田2年生編も制作を視野に入れてる? ど、どこまで腐女子を躍らせるつもりなんだ!!(歓喜)

 部内のインターハイのメンバー選抜で真波と勝負して負けた黒田は、重力に逆らって走るヒルクライムに偶然の勝ちなどない、そして真波には“勝機”が見えていると言います。黒田も例に漏れずアニメでえっらい美人になったな〜〜! 巻ちゃんみたいに! 巻ちゃんみたいに!!
自分に勝った相手だからこそ、真波のことを一番信じ、一番わかってるのは自分という黒田の態度。いたよ! 部内にもライバルホモが!! 誤解されやすい……というかわりとマジでダメな真波の数少ない理解者でライバルなんだね、いいねぇ! 山雪(※山岳×雪成、このカプ名でいいのか……?)の可能性、見えたぜ!!

 黒田いわく、『本気で戦ってる時は笑ってこそいるが、ゾッとするほどのすさまじい集中力』の真波は瞳孔ブチ開けて御堂筋と競走中。完全にイッってます、妖怪の領域に。そのケタ違いの実力に気付いた御堂筋に「次のつづら折りで、君を引き離すから」と宣言して“勝機”の気配を感じます。御堂筋相手に、ここぞとばかりにキラキラと輝く本気のイケメンオーラを振りまく真波……に対し、御堂筋はBL空間(※真波が作り出すやたら距離感が近い画面のこと。見つめ合うと素直にお喋りできない)になかなか引きづられてくれない!!(笑)

「ロードは自然との戦いだ!」と言い出した真波。きつい坂、照りつける太陽、自然はいつだって自転車で走る人間に容赦ない。だから自然の声を聞いて走る……。環境を味方につけた真波は、一瞬で“追い風”を察知すると、“白い羽”を生やして御堂筋を抜き去ります。リードしていたのに一瞬で追いぬかれた御堂筋は「何や……一瞬羽見えたわ」と唖然。そりゃそうだな、何かいきなり羽生えたら私も唖然とするな!! というか原作で予習してたけどなんかあまりにアッサリ羽生えて今ちょっと動揺したよ! 羽とか蛇とかクモとかさぁ、ここスポーツマンの世界だから、ね!!?(笑)

 真波のとっておきを見せられた御堂筋、「マジ早ァーーーwww」といつにないテンション。そして突風なら一度とは限らないと、真波の見よう見まねで“黒い羽”を生やして加速し、ふたたび真波と並びます。ギラギラした笑顔で「御堂筋くん!」「マァナミィ!」とお互いの“化物”ぶりを讃えて呼び合う二人。

 まなみど(※真波×御堂筋)の妖怪カプ、来る!? 何かもう一応人間である腐女子には手に負えない感ハンパないけど! 天才だからこそ孤独な二人が理解し合うホモ来ちゃいますかーー!!? しかし、こうしてみると御堂筋を倒すために意気込んで来た自称ライバルの今泉、ホントに、ホンッットに眼中にも入れてもらえてなかったんだね……(悲哀)。

 静かに先頭を走りながら、真波と御堂筋、そして小野田の霊圧を感じる総北・今泉(今週の出番ここだけ)。一方小野田は巻島に送り出され、初めて“一人”で総北のジャージを背負って走ります。金城が言っていた総北が箱学に勝つ“ワンチャンス”を手に入れ、脱落した仲間たちの想いを乗せて、下手くそなコース取りだけど絶対に足は止めずにペダルの回転数を上げていく小野田。その責任の重さに震えそうな小野田を支えるのは、金城から何度も教えられた「ほかの奴が倒れたらお前が支えろ」という総北の精神。助けられたから助ける。力を貰ったから力を出せる。インターハイでの夢を聞かれた巻島が「クライマー全員の夢、山頂ゴールのトップ獲ることショ!」と答えていたのを思い出し、小野田は強くなれ、強くなれと唱えてひたすら前を向いてペダルを回していきます。

 どんどん格好よくなってくなぁ……! 今でも気が弱くてオドオドしてた最初のままなんだけど、誰かを支えて夢をつなぐことを知って、戦う男の顔になってく今がかっこ良すぎる!
そして3年間走り続けた自分がゴールしたいだろうに、東堂を抑えて小野田を出す判断をした巻ちゃんもカッコいいね……みんながチームのために頑張ってるんだ……。と感動しつつ、これはもう金城×小野田なのではないか? と思う腐女子ですいません(土下座)。だって小野田が金城リスペクト勢すぎて!! 初めて(の自転車)を教えられた相手だもんな、そりゃ特別だよなぁ!?

 その後方で走る東堂と巻島。規格外の御堂筋に規格外の真波をぶつけ、ようやく福富が「真波を温存しておけ」と言っていた理由がわかったと語る東堂を意味ありげに巻ちゃんが見つめます。あっ、やっぱほかの男の話題はイカンのか……!! 東堂が育ててる真波に妬いたの? それとも理解しあってる福富に? あっもしや“同志”という言葉がピッタリ合う荒北に!? と思いきや、巻ちゃんもいつになく気合の入った作画&キラキラエフェクトで語り始めました、ペダル名物『オレの小野田自慢』!!(笑)

 巻島が初めて小野田を見たのは、総北の裏門坂でロードに乗った今泉とママチャリで勝負していた時。今思えば何言ってんだこいつって感じだけど本当にやってたもんな!(笑) 巻ちゃんいわく、「ママチャリでロードと互角に走りゃアメイジングっショ!」。【amazing:驚くほど見事なこと】……またなんか変な名言を生み出しよって巻ちゃん……(笑)。

 そしてウエルカムレースで突然渡されたロードに乗り、トップで山頂を獲った姿がミラクルすぎて惚れたこと。先輩として指導するようになり、小野田の特性である高回転クライムのセンスに感心したこと。けどチャリ以外では好きなアニメのフィギュアを組み立てて、何も知らない巻島にテンション高く話を始めること……(笑)。巻ちゃんドン引きしつつも、それを「変なとこもあるけど」の一言で済ませる驚きのスルー力!!(笑) これも東堂によって磨かれた力……か!? 回転数を上げろと言われれば上げ、100km走れと言われれば走る。だからインターハイでも必ず追い付くと信じて1日目に落車した小野田を待ち、その結果東堂と勝負することができた。そんな小野田を、金城は「意外性のある男」と言ったのに対して巻ちゃんは「器用じゃないけど一歩一歩確実に登る男」と言います。

 わかったよ!!!! 金城×小野田とか言って悪かった、お前がナンバーワンだよ巻島×小野田!!
……ってぐらい巻ちゃんが小野田に惚れた話を一方的に聞かされる私たち(笑)。巻ちゃんの回想で見ると小野田くんの笑顔クライムが子猫のように可愛く見える不思議……こ、これが彼氏フィルター!? ところでこの数分の間、東堂は5回くらい「巻ちゃん」って言ってます。語尾か!(笑)

 そんな巻島に信じて送り出され、“強い御堂筋くん”と“早い真波くん”にいよいよ追いついた小野田!! 真波、めっちゃ素で「何で君がそこにいるの?」ってヒドイ!(笑)。相変わらず坂シャブ(※坂を登ることによってテンションを上げる何か)ガンギマリで勝負ジャンキーの真波は“本気の勝負”に小野田が割り込んできたことに笑顔。一方、何度も追い抜いて捨てた総北がまたもや追いついたことに動揺を隠せない御堂筋。戦うのが楽しい真波に対し、闘志があるわけでもない、勝利に執着するわけでもない小野田が何でここまで来たのか。インターハイ2日目の夜にレースの外で小野田と走り、なぜかアニメの話を熱く迫られたこと(笑)、“夏休みは毎日アキバに通っていた”と聞いてほんの少しだけ自分と重ねたことを思い出します。

 二人の顔が浮かぶと力が湧いてきて、登りながら何回も笑ってしまったという小野田。ここまではいつもの自転車大好きな小野田ですが、今回は違う。巻島にエースを守れと言われ、皆にジャージを託され、今泉と二人でゴールを獲ってこいと言われた。「だから御堂筋くん、ボクは君を止める! そして絶対にエースのとこへは行かせない!!」と、御堂筋を相手に堂々と宣言します。かっこいい……!!(本日二回目) もうなんかペダルで一番争われてるのってゴールじゃん? ゴール総受けじゃん? 攻めは誰、坂!?(錯乱)

 小野田に初めて“闘志”を感じた御堂筋は、小野田自身への疑問をひとまず置いて「要するにチギればええ!」と真っ先にゴールに向けて加速。チギれば小野田そのものを無意味化できると、どこまでも勝負にだけ執着する御堂筋に小野田も追って加速します。その本気を初めて間近で見て「これが君の、本当の力なんだね……」と小野田に惚れ直す真波。なんか妖怪大戦争とBL空間が同時多発してんだけど! なんだよこの状況!! 画面が絶望する御堂筋の紫色と真波のキラキラBLカラーでごっちゃごちゃだよ!(笑) 小野田に追いつかれ、あまつさえ追いぬかれた御堂筋はいよいよ小野田に潜んでいた“勝利”に気付き、覚醒するのでした……。

 やっぱこれ小野田総攻めストーリーなんじゃねえのか?(腐女子の寝言) 覚醒小野田かっこよすぎるショ……なんていうの某バスケで言うならゾーン入った状態、某刀剣で言うなら特に錬結MAXした感じ……なのに元の小野田の良さは一切変わらないで進化してる……この勢いなら御堂筋や真波だって押し倒せそうだよ小野田!! 今泉なんかもう目があっただけで恋に落ちるレベルだよ!(笑)

 そして今週のCパートは真波無双。掃除当番の日に遅刻した真波をピンクのエプロンに三角巾でハタキを構えても美形の東堂が怒ると、真波は「優しくしてくださいよ〜」とヘラヘラ。「そんなことではこの先、俺たちがいなくなったら……」と厳しく接する東堂に、「東堂さんが卒業しちゃったら、俺、寂しい……。登れて美形でトークも切れて頼りになる東堂さんは俺のあこがれの一番の先輩だから……」とさみしげな顔、とろけるような笑顔、ここぞとばかりにBL顔&代永ボイスを利用して東堂をヨイショ。

 すると「一番の先輩」という言葉がクリーンヒットした東堂、次はないと言いながら真波を甘やかし!! ば、バカだーー!! 自称美形が美形に負けたよ! それでいいのか美形! 皆さんこれがBL空間に巻き込まれた人間の末路です……。真波は、恐ろしい子です……。なお一部始終を聞いていた黒田、あざとさ&チョロさにドン引きでBL空間回避の模様。真東は即落ちだけど、山雪は甘くない!?(笑) そして公式MADは手先まで不器用な小野田。フィギュア壊さないようにね……。

【今週の私的見どころ!】
・モブから大出世してアニメでさらに美形に磨きがかかった黒田
・小野田・真波・御堂筋の妖怪大戦争
・小野田の回想で自転車メンテ中に長い髪をポニーテールに結んでる巻ちゃん(天使かよ!)

【今週のBL耳】
・ええのんかお前、そんなに出しきって……(by御堂筋)(※実力の話です)
・思わず俺も興奮したショ(by巻島)(しかも田所っちにべったり絡みながら! アニメの田巻は完全に恋人同士ですよね……距離感)

(文/祭屋みきぽ)

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