地毛でツインテールを再現する女装レイヤーも! コスプレイヤーたちに学ぶ、こだわりと工夫

地毛でツインテールを再現する女装レイヤーも! コスプレイヤーたちに学ぶ、こだわりと工夫の画像1(※イメージ画像)「COSPLAY MODE」2015年03月号(ファミマ・ドット・コム)

 さまざまな分野に対して抱く先入観が正しいのか潜入して調査する番組『センニュウ★感』(テレビ東京)の2月15日放送分は、「コスプレイヤーは全員ナルシスト!?」というテーマでは、コスプレイヤーに迫っていた。番組では、あるコスプレイヤーの「写真を撮られると気持ちがいい」といった証言などから、その先入観はあながち間違いでもないかも……という結論に達した。その結論については賛否分かれるところだろう。一方、番組で取材を受けていたコスプレイヤーたちの発言などに耳を傾けてみると、それぞれコスプレに対する“こだわり”をうかがい知ることができた。今回は、そんな“コスプレイヤーならでは”のこだわりを見てみよう。

 番組は昨年末に行なわれた「コミックマーケット87」に潜入。取材に応じたのは、コスプレ写真集を頒布していた女性人気レイヤー・火将ロシエルさんをはじめ、さまざまなコスプレイヤーたち。まず目に付くのは、武器をはじめとした小道具だ。ゲーム『モンスターハンター』シリーズの武器や鎧、『SHOW BY ROCK!!』のシアンが持つハートのギター、『東方project』のフランドール・スカーレットの羽など、コスプレイヤーたちは自作の小道具を携えていて、そのクオリティは目を見張るものばかり。たとえば、火将ロシエルさんの自宅には自作の武器が所狭しと並ぶ。彼女いわく、小道具の製作にはソフトボードと言われる柔らかい板状の素材がよく用いられるとのことで、それを切ったり重ねたりすることで武器などを自作するそうだ。小道具ひとつをとっても、かなりの労力をかけているのがわかるだろう。

 そんなコスプレイヤーたちが自作するのは、武器だけにとどまらない。コスプレ衣装は既製品も多数販売されているものの、多くのコスプレイヤーが身にまとうのは自作の衣装。先の火将ロシエルさんは自作の衣装が80点近くもあるそうで、中には手縫いで作られた作品も。コスプレの衣装製作にはミシンが用いられることもあるが、彼女の場合、ミシンの上糸と下糸で色を変えるのが面倒なので、早く済ませたい時は手縫いで作ってしまうとか。

 このように武器や衣装にこだわるコスプレイヤーたち。キャラになりきるためには、自身の身体まで改造(?)してしまうことも。火将ロシエルさんの場合、『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーズの体型に近づくため、毎日筋トレ。また、コスプレイヤーといえばウィッグを使うイメージもあるが、彼女はコスプレのために髪の毛を8年も伸ばし、見事、地毛でのセーラーマーズのコスプレを可能にしていた。そんなこだわりっぷりは、“女装レイヤー”だって負けてはいない。番組に登場した男性は髪を胸まで伸ばし、『たまゆら~もあぐれっしぶ~』の三谷かなえのハーフツインテールを再現する。こうした女装レイヤーの涙ぐましい努力は数知れず、胸のふくらみを再現するため、靴下といった詰め物を胸に入れたりもするそうだ。

 こうして見ると、“キャラになりきる”ため、かなりのこだわりと研鑽を重ねているコスプレイヤーたち。最近では、ハロウィンなどで手軽なコスプレがはやっているが、こうしたコスプレイヤーたちのさまざまな工夫を参考にしてみてもいいかもしれない。

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