なぜか店の前でオタ芸に励んでる!? ディープ過ぎるオタクスポット「台北駅地下街」探訪

2015.02.14

台湾のオタク街を往く。見せてもらおうか、台湾のオタ度とやらを!

 同人誌即売会「ファンシーフロンティア25」も盛況の台湾は、オタクショップも充実している!

「台北駅地下街には、必ず行け!」。オタク街探訪に繰り出そうとする取材班に、台湾人の友は告げた。かくして、取材班は西門をぐるりと回ってから、台北駅へ向かうことに。
 
 実はこの前日に映画『千と千尋の神隠し』のモデルという説もある九フン(※フンは、人編に分)にも行ってきたのだが、がっかり感が半端ではなかった。なにしろ、道中のタクシー運転手によれば九フンには一日3000人もの日本人がやってくるそうで、日本語があちこちから聞こえてくる。さらに、雨が降っていたので、傘の押し合いへし合いだった。そんなわけで、取材班の中で九フンは、札幌の時計台、シンガポールのマーライオンに匹敵する“がっかり観光地”となってしまった。そんな陰鬱な思いを、オタク街観光は解消してくれるのだろうか?

 まずやってきた西門は、秋葉原+原宿のような街。萌えキャラが出迎えてオタクショップもチラホラとあるが、ちょっとリア充な感じがする。台湾に来てまでリア充の雰囲気に気後れしてる場合かと、早々に移動。

萌えキャラがお出迎え。
『新世紀 福音戦士』!
見事なピースだが、ここいらは日本の横浜・桜木町的な位置づけなのだろうか?

 そうして、たどり着いた台北駅の地下街には驚いた!

 ここは、いうなれば濃厚な中野ブロードウェイというべきだろうか。雑貨やら服を売っている一般商店、占い師の店などをくぐり抜ける。すると、平日の日中だというのに、ネットスラングでいうところの“おまいら”がよく似合うオタクで賑わう区画が現れるのだ。両側にひしめきあうグッズショップは長い! とにかく果ての果てまで、ずーっと店が続いている。こうしたお店で販売されているのは、日本のフィギュア、各種グッズ、雑誌に書籍。雑誌に至っては、ほぼリアルタイムで入荷しているようだ。値段はそれなりに加算されているとはいえ、台湾のオタクはほぼリアルタイムで日本のオタク情報を仕入れて楽しんでいる。

やってきました、台北地下街!
日本と遜色なく新しい作品が並ぶのがわかる。
なじみがあり過ぎる名前ばかり…!

 ただ、グッズショップで販売されている商品は、日本よりも少し遅れて入っているように見受けられた。どうも日本で売れ残った商品が販売されている印象だ。特に「つままれストラップ」など、日本で定番化しているグッズにその傾向が強い。あくまで推測だが、日本でダブついた商品を輸入しているブローカーも存在しているのではなかろうか。

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