「さっぽろオタマップ（強）」に仙台のアニメショップ・キャンペーン…オタクに染まる北の大地ほか

編集部

2015.02.05

――もはやオタク大国と化した“ニッポン“。今日も今日とて、萌えおこしに地方フェス、エンタメ系ショップの動向などなど、地元発のオタクニュースで満ち満ちている。そんなニュースをまとめてピックアップ！　オタク大国の姿を定点観測します!!　初回となる今回は、15年1月中旬からの拡大版でお届け。（週1回更新予定）【観測期間：1月中旬～2月4日まで】

【北海道】オタクが助かる札幌観光ガイド！

　2月1日より、「さっぽろオタマップ（強）」の配布が始まった。「さっぽろオタマップ（強）」は、ポップカルチャーに特化した札幌中心部観光ガイドとして新規に誕生したもので、年2回の発行を予定している。また今回、特に札幌市街中心部の二番街商店街から商業施設ノルベサまでのエリアが「MAG（マンガ・アニメ・ゲーム）デルタゾーン」と名付けられた。同市街は昨年末にミニシアター「蠍座」の閉館、先月中旬に模型店「中川ライター店」の閉店と寂しいニュースが続いている中で、新たな息吹を感じさせる。

参考URL＜http://www.sugai-dinos.jp/company/pdfinfo/20150127165045.pdf＞

【宮城県】みんななかよし？仙台のオタク系ショップ

　1月24日と25日に、アニメイト仙台、ゲーマーズ仙台店、らしんばん仙台店の移転リニューアルオープンを記念した合同企画「仙台アニメショップ大集結キャンペーン」が実施された。これは3店が仙台駅前のデパート「イービーンズ」にテナントとして入居したことを記念したもので、このほか近隣のメロンブックス仙台店、カードラボ仙台店が参加していた。500円以上のレシートで景品の当たる抽選くじを引けるという企画で、会場は移転前のアニメイト仙台の所在地となっていた。旧・アニメイト仙台は、鮮魚店の2階ということで知られてきたが、同テナントには引き続きメロンブックス仙台店が入居することで話題となっている。メロンブックス仙台店の移転オープンは2月28日。“魚臭さ”が引き継がれそうだ。

参考URL＜http://www.animate.co.jp/fair/fair_20150124sendai/＞

【福島県】福島にオカエリナサイ

　アニメ制作会社のガイナックスは、1月16日に子会社の福島ガイナックスの設立を発表、同19日に三春町と企業立地協定を締結した。同社社長に就任する浅尾芳宣さんは福島県出身で、今年4月のオープンを目指し、旧桜中学校の校舎にアニメ制作スタジオのほか、アニメミュージアムも併設するという。なお、昨年第1回が開催された福島アニマガフェスタにて、トークショーを行った代表取締役の山賀博之さんと取締役の武田康廣さんが本件を匂わせる発言をしていたとのこと。聴講していた人であれば、「あのことか！」と納得したに違いない。ガイナックスは、鳥取県米子市でも米子映画事変などのイベント事業を展開しているだけに期待できるだろう。

参考URL＜http://www.gainax.co.jp/wp/archives/post-4650/＞

【群馬県】2回めとなる地元密着型フェスの行方は？

　2月7日と8日に、前橋市のベイシア文化ホールにて「第2回GUNMAマンガ・アニメフェスタ」が開催される。昨年の初開催では、長編の『緑子 MIDORI-KO』などで知られるアニメーション作家・黒坂圭太さんとアニメ演出家の原田浩さんによるトークショーも行われた。原田さんは群馬県出身で、自主制作アニメーションも手がけている。今回はトークショーに声優の神谷明さんが来場するが、基本的にコスプレや同人誌即売会、公募の受賞作品展などがメインといった趣向となっている。

参考URL＜http://www.pref.gunma.jp/03/c4200193.html＞

【福岡県】サザエさんの生まれ故郷とも…

　1月30日、福岡市営地下鉄の西新駅に『サザエさん』の陶板が設置された。陶板にはマンガ1巻の表紙と4コマの第1話が刻まれている。『サザエさん』というと、世田谷区の東急電鉄田園都市線の桜新町駅を思い出す人も多いと思われるが、作者の長谷川町子は福岡市で育ったことでも知られ、戦中の疎開先も福岡市を選んでマンガを描いていた。そのため2012年に、西新は桜新町に次ぐ第二の「サザエさん通り」として認定されている。

参考URL＜http://nishijin.fukuoka.jp/news/3589/＞