“覗き”から始まる恋愛もあった! 薄暗いビルとビルの間に女性教師のスリットなど、さまざまな「隙間」に興味を惹かれる大学生・ヘイサク。そんな彼が今最も気にしている「隙間」は、隣のアパートに住む女の子の部屋。カーテンの「隙間」から、彼女が垣間見える瞬間に必死で目を凝らすという、誰にもいえない趣味を持っていた。そんな中、ひょんなことからヘイサクは、その“覗かれている女の子”文緒と知り合うことになるのだが……。
奇妙な趣味を持つ男女の、奇妙な恋愛を描く宇仁田ゆみのマンガ『スキマスキ』(小学館)が、実写版映画として2015年2月7日から公開される。ヒロインの文緒役は、映画『マリアの乳房』の主演やドラマ『めしばな刑事タチバナ』女性警官・麻里役など、演技で活躍すると共に、グラビアでも注目を集める佐々木心音。ヘイサク役を、NHK連続テレビ小説『花子とアン』への出演でも知られる劇団EXILEの町田啓太が演じ、『うそつきパラドクス』『女の穴』の吉田浩太が監督・脚本を手がけている。
すごく素直だけど歪んでいる青春映画。公開を前に、ヒロイン役の佐々木心音さんに話を聞いてみた。
――今回の『スキマスキ』は、『うさぎドロップ』(祥伝社)などで知られるマンガ家・宇仁田ゆみさんのマンガが原作ですが、本作は読まれていましたか?
佐々木心音(以下、心音) 私はもともと本やマンガが好きなので、『スキマスキ』は友達からおすすめの面白いマンガとして聞いていたんですが、読んでいなかったんです。それで、映画のお話を頂いた時に、そのことを思い出して。「これは読まなきゃいけない」と思って、すぐに買って読みました。
――自分がこれから演じるキャラクター・文緒については、どのような印象を受けましたか?
心音 「これ、私でいいのかな~」と思いました。文緒は絶対的に“可愛い”がないと成立しないなと思ったんですよ。私は、これまでドスの効いた役ばかりやってきたので……。それで、ちょっと大丈夫かなという不安はありました。それに、彼氏のキャラ・へイサクはイケメンなので、私が並んで大丈夫かなとか(笑)。
――『スキマスキ』は“覗き”という行為がキーワードになっている、ちょっとヘンタイ的な作品ですが、そういった部分についての感想は?
心音 “覗き”ってすごくネガティブに捉えられがちなものが、ものすごくポジティブに描かれていると思いました。“覗き”によって恋愛が生まれるというのが新鮮で、「こういう世界もあるんだ!」ということを見せてくれた作品です。
――ちなみに、“覗き”から始まる恋愛だけでなく、プライベートで変わった恋愛ってしたことありますか?
心音 ありますよ! 昔の彼が、山手線一周、各駅にそれぞれ彼女がいる男の人で、私は当時西新宿に住んでいたので、“新宿駅の女”でした(笑)。
――それ、書いて大丈夫ですか?
心音 私、NGはほぼないので(笑)。
――そんな心音さんから見て、ヒロイン・文緒と似ているところというか、共通点などはありますか?
心音 文緒は私と一緒で、“ネコっぽい女性”だと思いました。撮影にあたって監督とも話したのですが、監督は「この子は、LOVE&PEACEの子なんだ」って。そう言われた瞬間に納得して、どう演じればいいかわかりました。
――ちなみに、演じてみてから、現実で“覗き”をやってみようと思ったりしませんでした?
心音 それが、危ないんですよ、私(笑)。街の中を歩いていて、ちょっとカーテンの「隙間」とかあったら、覗きたくなったり……。
――ほうほう。心音さんは“覗き”のような変わった趣味やフェチって、持ってますか?
心音 そうですね、フェチだと“匂い”が好きなんですよね。それも男性の髪の生え際の匂い。一日中働いて、汗とかいろんな匂いがこびりついているくらいが好きなんですよ。でも、生え際の匂いはなかなか嗅げないので(笑)。普段は、現場で、狭い部屋で撮影の時なんかに溜まっている男性の匂いで紛らわしています。年齢は、30歳オーバーのほうがいいですね。
――今回、共演した町田啓太さんと濡れ場を演じるなど、かなり密着するシーンもありましたよね。町田さんの匂いはどうでした(笑)?
心音 すごい、いい匂いなんですよ! 爽やかなんですよね。私的に、爽やかな匂いはあんまりですけど(笑)。
「街中で覗きたくなって、危ないんです(笑)」宇仁田ゆみ原作『スキマスキ』実写映画公開直前! 佐々木心音インタビューのページです。おたぽるは、映画、マンガ&ラノベ、その他、宇仁田ゆみ、スキマスキ、佐々木心音、インタビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
人気記事ランキング
人気連載