ブレイク直前のアイドルを青田買い！ 地下アイドル界を熟知するアキドラに聞くイチオシアイドル

■名古屋からの美少女アイドルがアツい！

　さらに注目のご当地アイドルも。毎月、東京でもライブを行っている、名古屋のdela（Delightful Enchanting Lovely Angels）がイチオシとのこと。「とにかく美少女なんです。とにかくです！」とそのビジュアルは、アキドラが太鼓判を押す。たしかにライブを見てみると、モデル並みにプロポーションが整ったメンバーもいて、かわいい名古屋嬢ばかり。しかも、メンバーはスポーツや格闘技、ダンスなどに精通しており、ライブからその健康的な元気のよさが伝わってくる。さらに、楽曲には、爆風スランプの「RUNNER」や水木一郎の「おれはグレートマジンガー」があり、熱い！ スポ根的な熱さを感じるユニットだ。そして、「SUPER GT【編注：自動車レース】のレースクイーンをやっているメンバーがいたりと、多方面へのメディア露出もあり、人気があります」とのことで、ライブ以外でも彼女たちの活躍をチェックできるようだ。

■オーディションを勝ち抜いたグラドルのユニットにも注目

　マルチな活躍という点では、ヤンチャン学園音楽部も注目だと言う。ヤンチャン学園音楽部は、マンガ雑誌『ヤングチャンピオン』のグラビアアイドルオーディション・ミスヤングチャンオンのファイナリストによるユニット。メンバーは個々でも活動をしているが、ユニット活動も精力的で、昨年のTOKYO IDOL FESTIVAL 2014にも出演している。この日のライブには、13名いる2期生から5名が出演。まだ持ち歌が少なく、夏の歌が多いということだったが、会場は常夏気分で大盛り上がり。グラビアアイドルがライブアイドルと肩を並べて、地下アイドルのステージでライブ活動しているのは珍しいので、そういう点でも注目のユニットだと思う。

■将来性を感じる、“平成琴”を弾くアイドル

　そして、最後に「ジャンルを問わず、アイドルファン以外も好きになるはず」というおすすめアイドルが、平成琴姫とのことだ。「“平成琴”【編注：大正琴をリニューアルしたオリジナル楽器】を用いるというコンセプトが素晴らしいですね。実際に平成琴を弾いているので、楽曲を聞いてみると面白い。楽曲へのこだわりをものすごく感じます」という彼女たちのライブは、ほかのアイドルとは一線を画する不思議な空間を作り上げている。平安時代をイメージさせる和風のSEで始まるが、楽曲の曲調は完全に和風テイストという訳ではない。しかし、何となく懐かしさを感じるメロディーに、電子的な琴の音色。日本の伝統楽器をベースに、新たな音楽を作り出している彼女たちは、アイドル、そして日本という枠を超えて、評価されていく可能性を感じた。

＊　＊　＊　＊　＊

　アキドラが選んだ今、注目のアイドルたち。彼女たちをひと言で表すとしたら、“個性的”という言葉が当てはまる。空前のアイドルブームにより、アイドルグループが乱立している中で、やはり生き残っていくためには、そのグループにしかかないオリジナリティを出していくことが重要ということだ。アキドラの「GIRLS REVOLUTION @アキドラ」は、2月28日に第2回の開催が予定されている。次回はどんな個性的なアイドルが登場するのか楽しみだ。
（取材・文／桜井飛鳥）

☆続編では注目アイドルの中から、「アキシブproject」「FES☆TIVE」「dela」に直撃！（後日公開）