【今週の弱ペダ】「第13話」~寒崎兄ハーレムは明るい総北の未来を作る~『弱虫ペダル GRANDE ROAD』腐女子的レビュー

――今年も腐女子の“トライアスロン”がやってきた! 今夏に最終回を向かえた『Free!-Eternal Summer-』に引き続き(?)アニメ2期となる『弱虫ペダル GRANDE ROAD』が放送開始。そんなことで、今回もやってしまいます!! 『弱虫ペダル 』腐女子的レビュー!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『弱虫ペダル GRANDE ROAD』
ROAD.13「激走、山中湖」

1501_pedal_13r_r.jpg弱虫ペダル GRANDE ROAD公式サイトより。

■前回までのあらすじはこちら

 新年に入り、13話から新OP。相変わらず全力で青春!! 今までの思い出アルバムのように箱根学園(以下、箱学)・東堂と総北高校(以下、総北)・巻島のクライム勝負、京都伏見(以下、京伏)・御堂筋と箱学・新開のスプリント対決などが並びます。やたら“東巻推し”に見えるのは私の目が腐ってるからでしょうか(笑)。

 そして、総北が全員並んで夕焼けを見てるカット、今泉が金城よりちょっぴり背が高いの萌える……。そして箱学・真波と出会った総北・小野田が“初心者”から“戦う男”の顔になるとこ、いいですね。頼れる先輩と楽しい同級生、最高のライバルに出会って成長していくんだなぁ。かっこいい!! しかし子供から大人になる御堂筋とそれを見守る京伏・石垣のカットは本当に同人誌の表紙……(笑)。そして応援席から箱学の委員長初登場おめでとう!

 小野田が想いを込めた拳を突き出して次々と総北のメンバーが重なるシーン、手嶋と青八木も並んでるとこが“総北”らしくてグッと来ます。みんなで走ってるんだ!!

 熱いOPで盛り上がったところで本編。平地で一気に差をつける箱学とそれを追いかける総北。勝つか負けるかギリギリのとこを、3年が交代で引いて差を詰めていきます。その後ろで背中を見ながら、“何もできなかった……”と、総北1年の今泉がまた心折れそうに(笑)。もはや恒例すぎて(笑)を付けちゃう事案だよ! 一年坊主が気負い過ぎだし、生意気すぎやしないか!?

 迷いながらもチームのため、前に集中しようと必死な今泉に、チームメイトの鳴子も自分の力不足で“お荷物”のままインターハイが終わってしまったことを悔しがります。「俺達は終わりや!」と後悔しながら走る鳴子と今泉。ちょっとは小野田の謙虚さを……と私が思ったところで、小野田はじっと先輩の背中を見ていました。“オレたちの背中を見届けろ!”という巻島の言葉を信じて。

 全力で走る三年生を一番近くで見て、ひたすら「すごい」と繰り返す小野田。初めて巻島の“後輩”になり、口下手な巻島が自己流で坂を登りながら「自転車でしか会話できねッショ!」と言っていたことを思い出した小野田は、「三年生が僕らに“強くなれ”と言っている気がする」……とつぶやきます。その小野田の言葉に、自分たちが担う総北の“未来”を感じた今泉と鳴子。レースへの未練から目を覚ました二人はおもむろにお互いの頭をひっつかみ、思いっきり頭突き! ……って何やってんだ!!(笑) 正反対で気の合わない鳴子と今泉ですが、お互い才能を背負って期待されてきて、助けられることもあったり、凹むとこは同じだったりするんだなぁ。部員としても人間としても成長して、恋愛としても……って!?(笑)

 なんか突然落ち込んで、勝手に目を覚まして、いきなり殴りあって猛スピードで走り出す二人に文字通り「えぇ?!」な小野田(笑)。実を結ぶのは1分後かもしれない、一年後かもしれない。けれど背中を見届けろというなら穴が空くまで見届けてやる!! と相変わらずちょっぴり“生意気目線”な今泉。金城は空気が変わったことを察し、小野田の“力”に感心するとさらに加速していきます。

 これが部活ってことなんだなぁ、このレースで終わりじゃなくて、その先もずっと続いてく。先輩が卒業したら小野田たちが背負ってく、きっと金城たちもそうやって総北を託されてきたんだな……ペダル超いい話じゃん、なにが腐女子的レビューだ! でも私の第二の人格がホモって囁くの!!(矛盾)

“六人の意思”でいよいよ箱学を捉える金城たち総北。山の手前までもう少し、700mの差から巻き返した3年生の激走に「本当に追いついた……」と驚く1年。猛烈なスプリントを繰り返す田所と金城の威圧を背中で感じながら、箱学は「振りきれ、新開」「OK、寿一!」で加速! この言葉少なに通じる感じ……福新!!(腐女子センサー)

 総北が全員がエースの“王者箱学”に戦う方法は、六人全員が同じ想いを持って前に進もうとする“意思”しかない。自ら先頭を引きながら、金城は「後ろが付いてきているという事実、それが背中を押す」と1年生を、またレースを支えてくれる総北2年生の手嶋や青八木を想ってペダルを回します。信じた心が力をくれる。“全員全力”な総北の走り……。

 そしていよいよ箱学に並んだ総北。息も乱さず王者然と走る福富に、金城は息を荒げながら「強豪だと思う相手と戦う時、最も大切なことは、揺れないことだ」と総北ジャージを指さします。どんな時も信じたやり方を疑わず貫くこと。そうしてたくさんのピンチを乗り越え、箱学と対等に並んでいる……総北ここにあり!! ほんと、もう、普通に感動だよ!! 強いて言うなら福富は金城を好きすぎると思うよ、抜いては追いつくのを期待して、追いつかれては抜いて……ってこのツンデレ王者め!(笑)

 荒北を落とし、泉田を落とし、メンバーをどんどん削って進んでいく福富の“セレクション”への答え。福富は金城の走りを「お前らしい」と認めながらも「とんだ仲良しクラブだ」と一言。そして新開の背中(位置的には腰! ちょっとエロいシーンに見えてしまうホモ脳……)を叩き、「全力で引け」とさらに加速させます。出ました、新開の「うるああああああーーーー」な鬼モード! 怖! 顔怖ッ!! 舌長ッ!(笑) 新開って結構人気キャラだと思うんですが、どんな女子ファンが付いてもこの走り見たら逃げ出しそう……(笑)。

 しかし速い速い! 山の入口まで残り2km、完全な平坦。新開の一番得意な場面で仕掛けてきた箱学にまた引き離され、総北も急いで後を追います。総北としては、ギリギリまで引いて山道から金城か巻島が飛び出し、ゴールにジャージを叩き込む。その計画を成し遂げるためにはここで差を付けられるわけにはいかない……。

 そこで田所が前に出て、金城を下がらせます。そして思い出すのは昨日の夜……昨日の夜!? まだ一日しか経ってないの!? 長いよ、ペダルの1日恐ろしく長いよォ!! 「山中湖まで箱学との競り合いに持ち込んだら、俺が最高のポジションまで引いてやる」と宣言していた田所。その言葉を思い出し目を見開く金城に、田所は「ありがとよ……三年間」と先に言い、全力のスプリントで総北名物“肉弾列車”を走らせます。風を切って猛烈に加速する中、小野田たちは先ほど見届けた荒北の激走と、その“覚悟”を思い出します。

 田所が思い出すのは、入部してすぐのウエルカムレースでビリだった自分を見出してくれた寒崎兄のこと。自転車をやめようとする田所の頭を優しく撫でる寒崎兄……何なの? 寒崎兄は3年生を全員落とす気なの? みんなの初恋のお兄さんなの?? 巻ちゃんも田所も金城も落とされてさらに小野田まで応援しようとしてるけど、この世界は寒崎兄によって作られたハーレムなの……?(困惑) そして金城に支えられ、巻島と田所と“三人”で走る新たな戦い方を知った田所。その意思に引っ張られ、努力し、ついにインターハイで箱学と競うまでに上り詰めた三年間。金城に「ありがとうよ……」と言いつつ、気になるのは残していく“赤頭”こと鳴子のこと。た、田所っちぃ〜〜!! 田鳴超両思いフィーバーLOVE〜〜〜!!!(知能指数0の感想)

 強くなった総北と、自分たちの背中を見せながら“これからの総北”をもっと強くする鳴子に“走り”で思いを伝える田所。限界まで走る田所を見ながら、金城は田所と過ごした時間を思い出します。謝りに来た福富を思いっきり殴りつける田所……って最初に出てくるのそこかい!(笑) 後輩を支える田所、いつも道の先頭を切り開いてくれた田所。「ありがとうと言いたいのはこっちだ」という金城の顔には汗か涙かわからない痕跡が……こっちまで泣いてしまうわ(涙)。部活っていいなぁ、仲間ってほんといいな……自分の足でしか動かせない自転車だからこそ、仲間が大切になるんですね。信頼したリーダーに付いてきて、そのリーダーからも感謝されてお互いを支えあって、田所と金城もまた強い絆で結ばれた”エースとスプリンター”だなぁ……。

“酸素足りねぇ”と息切れするほど、手足がもげるほど自転車にしがみつきながら「根性だけは誰にも負けねぇ!」と気合で走る田所。ここでも寒崎兄に応援された思い出が出てくるんですが、やっぱり田所っちは寒崎兄が好きだったんじゃ……(腐女子目)。そして箱学の最後尾を捉え、真波を振り向かせます。そのスプリントを見ながら「オッサン、クソかっこええっす!!」とボロ泣きする鳴子……!! あああ……!!!(悶絶) 原作のこの辺りコミックスに涙のシミができるほど泣いたんですが、アニメの鳴子くん泣き顔やたら美人になってません?! やっぱり田所に恋してるの? 恋するスプリンターは美人になっちゃうの……?(例:箱学の泉田と新開) “直線鬼”新開と“暴走の肉弾頭”田所のスプリント勝負。ペダル界では変顔度合=スプリントの速さという法則が……ないです、すみません(笑)。

 箱学と総北を並ばせ、「約束、果たしたぜ……」と後ろに下がる田所。鳴子とぶつかり合ったファーストスプリント、不調から小野田に引かれて戻ってきた2日目。金城にゴールを託して落ちていく田所を見届けた鳴子。こうしてどんどんレースは負けられないものになっていくんですね。
「スプリンターのゴールは最後の平坦」と豪語する田所ですが、本当は誰だって、行けるなら最後までレースに出たいだろうに。でもチームを一番に送り込むそのために……。

 そして同時に新開もレースから離脱し、東堂と真波が福富を引いて山道へと飛び出します。ここで金城と巻島も飛び出すはず……しかし、箱学から少し遅れて総北が動きません。飛び出さない金城に巻島が声をかけると、金城は顔をしかめ、膝の痛みに襲われていて……。

 これほどに残酷なのかロードレースは!!!(絶叫) おい金城の膝ケガさせた野郎出てこい! 殴るぞ!! 福富か! そうか、もう田所が殴ったからな……金城も許してお互いを讃え合って、またチームとして勝負してるからな……(涙)。ここまで来てようやく、インターハイ2日目は福富が“一人の選手”として金城に挑んだ1年越しの謝罪と決着で、それからは総北を背負った金城と箱学を背負った福富の“チームとして”勝負してるんだと気付いて何かもう涙! ふたりとも背負うものがあるから個人のプライドだけでは動けなかったりするんだな、なのにふたりとも不器用だから自転車でしか会話できなくて……なにこれインターハイって壮大な福金のウエディングパレードだったの? 花嫁(仮)膝ケガして脱落寸前よ!?

 そしてEDも一新、しょっぱなから小野田の肩をがっちり掴んで“彼氏面”の今泉(笑)と見守る鳴子。楽しそうに走る小野田の笑顔、応援してくれる幹ちゃん、3年の先輩たちと“6人”のチーム。今回はインターハイ2日目の田所を待つ小野田と引っ張って合流したシーンでしたが、もしかしたらその時々で活躍したキャラと小野田の思い出シーンに変わったりするのかな? そしてまた小野田が拳を振り上げ、白い鳥が羽ばたく演出。今までずっとオタクでチームメイトという存在に縁がなかった小野田にとって、希望を託す“拳”というのは特別な気持ちになれるんですかね。そうだったらかわいいなぁ。

 Cパートは総北。放送室からお昼の放送をお届けする“浪速のスピードマン”鳴子と、それを聞いている今泉と小野田。今日の音楽リクエストは1年の今泉俊輔から映画“風と思い出のメロディ”のメインテーマ! ってどう見ても大人向け恋愛映画なんですが、今泉こんなの見るんだ! 恋愛なんか興味なさそうなのに……意外とそっちもナイーブで夢見る少年なの? か、かわいい……ところでその選曲は今泉から鳴子への想いを音楽に載せた告白で宜しいでしょうか。ラジオネームは恋するウサギちゃんかな〜!?(興奮) そして鳴子がCDを再生! ……と思いきや、なぜか流れてきたのは”ラブヒメ”の主題歌!!(笑) 鳴子に渡したCDを入れ間違えたというオタク的超・超・初歩ミス!!(笑) 鳴子も確認してやれよ、明らかにCDの盤面違うって!!(笑) しかし小野田は大喜びなので、これはこれで良かったのかも……。

 公式MADは小野田のふしぎなおどりでダメージを受ける今泉。そしてEDカードはこの真冬に水着女子のヒロイン3人! 確かにアニメ本編は真夏だもんな……。メインヒロインの幹ちゃんよりアップで映された綾ちゃん、幹ちゃんがおっぱいなら綾ちゃんは脚とお尻がチャームポイント!? そして委員長はスク水にメガネというかわいさの破壊力でしょうか。いいね!!

【今週の私的見どころ!】
・ひたすら金城に大胆なツンデレを披露し続ける福富の恋模様(何度も勇者に倒される悪役のよう……)
・総北イチの漢・田所の激走(かっこよすぎ!!)
・次々と無垢な1年時の田所・巻島・金城をたらしこんで最高のチーム総北の基礎を作りヒロインの妹まで送り込んだ寒崎兄の存在(あんた一体何者だ!!)

【今週のBL耳】
・「クソかっこええっす!!」(BL耳ではないですが、完全にコレは鳴子から田所への告白でした……)
・「おい金城、出るッショ!」(by巻島)
(文/祭屋みきぽ)

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