「性器は部品にしか過ぎない」 AV監督・村西とおるがろくでなし子氏の女性器3Dプリンター問題を語る

 自分の女性器をスキャンし、3Dプリンター用の出力データにして配布したとして、わいせつ電磁的記録媒体頒布の容疑で逮捕され、その是非について議論が沸き起こっているマンガ家・ろくでなし子。1月5日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)では、ろくでなし子の女性器3Dプリンター問題を挙げ、人気AV監督の村西とおるらをゲストに、芸術とわいせつの境界線について討論した。

 一連の騒動を受けて村西監督はまず、「性器は部品にしか過ぎない。それで何を妄想するかがエロスだ」と語った。性器はあくまで部品ということについて、ろくでなし子の「(女性器は)手足と一緒」というコメントにも賛同し、「誰の手足か想像するから興奮する」ということを強調した。

 また、コメンテーターの丸山和也弁護士はわいせつの定義を「いたずらに性欲を興奮 又は刺激せしめ かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し 善良な性的同義的観念に反するもの」と紹介。今回の騒動はこれに当てはまったとされるが、「裁判ではがっぷり四つで有罪、無罪を争える」との見解を示した。

 そして、元衆議院議員の東国原英夫は「逮捕には別の目的があって、3Dプリンターはなんでも作れるので網掛けをしたい、逮捕の前例を作りたいのでは」と持論を展開。東国原はネット社会で繰り広げられるグレーな取引に対する、警察側の牽制と見ているという。

 その中で、ミッツ・マングローブが「エロに関する規制があることで生まれた日本特有のエロティシズムがあるのでは」と問うたことから、村西監督は日本のAV業界とアメリカのポルノ業界の違いを解説。村西監督曰く、アメリカでは作品ができると心理カウンセラーに見てもらい、女優の笑顔が少ないと指摘された場合、女優が笑っているシーンを入れないといけないという。また、アメリカのAVは女性がいじめられたり、虐げられているシーンはNGで、女優が「恥ずかしい」と言ってもいけないとも説明していた。

 続いて「日本のAVは世界を席巻している」と語る村西監督は、その理由を「あそこ(性器)を見せなければなにをしてもいいし、ジャンルにおいても制約がないから」とし、日本人は“隠す文化”で想像力を働かせてきたと説明。また、「隠したから興奮する人もいるし、見えるから興奮する人もいる。何で興奮するかは人それぞれ。客観的なエロは存在しない、エロはすべて主観的」と自身の考えも語った。

 さまざまな意見が挙がったろくでなし子氏の女性器3Dプリンター問題。今回は村西監督をはじめわいせつには当たらないという声が多かった印象だが、まだまだこの問題は話題を呼びそうだ。

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