【今週の弱ペダ】「第12話」~ボクの初恋を新開さんに捧ぐ~『弱虫ペダル GRANDE ROAD』腐女子的レビュー

――今年も腐女子の“トライアスロン”がやってきた! 今夏に最終回を向かえた『Free!-Eternal Summer-』に引き続き(?)アニメ2期となる『弱虫ペダル GRANDE ROAD』が放送開始。そんなことで、今回もやってしまいます!! 『弱虫ペダル 』腐女子的レビュー!※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。

■『弱虫ペダル GRANDE ROAD』
ROAD.12「泉田の誇り」

1501_pedal_12r.jpg弱虫ペダル GRANDE ROAD公式サイトより。

■前回までのあらすじはこちら

 あけましておめでとうございます! 今晩はアニメ『弱虫ペダル』新年初の放送……ということで、去年はどこまでやったんだ? って人も多いはず。放送前に振り返りましょう!

 いよいよインターハイ3日目もラスト40km。箱根学園(以下、箱学)・荒北の激走により、呉南工業は落ち、箱学と総北高校(以下、総北)の戦いに。しかしその立役者・荒北は体力を使い果たしレースから離脱してしまい……タイトルからして泉田に“アブない”空気が漂う12話、スタート!

 最初に飛び出したのは箱学。その後を追う総北集団の中で、小野田は“みんなで走るのはこれが最後”という言葉を噛み締めていました。そして小野田はもう一度「このチームのために僕ができることがあるならなんでもやります!」と強く前を向いて叫びます。“初心者”だから、何をしていいのかもわからない。そんな小野田だから言える「なんでもします」という心からの言葉に心を動かされるチームメイトたち。今泉と鳴子もそれに同調し、まっすぐな目に照れながらもうれしそうな巻島と田所。そして金城のオーダーは「お前らの全力を俺にあずけろ!」という“総北の魂”そのもの! 総北、本当にいいチームですね……(涙)。勝つために、チームのために走る彼らの青春にときめかずにはいられない!!

“今すぐに箱学に追いついてやる!”という気持ちで、思わず今泉と鳴子が同時に前に出ます。お前ら普段ケンカばっかしてんのにこんな時だけ気が合うのな! ホモだな!!(確信) ……いや、今はまだホモじゃない。けれどこれは確実に“ケンカするほど仲がいいホモ”の芽生えを感じる……。相変わらず意地っ張りな二人は「俺が行く!」と互いに主張しながら先頭の役目を譲りません。鳴子は小さいから、今泉はずっと金城を引いて疲れてるから俺が行くべきだ……いち早く走りたいのに決着の付かない二人はなんと「一緒に引く」という手段に出ます。

 結婚おめでと~~~!!!(何でもすぐ結婚認定する軽率クソ腐女子) 二人で引くことで二倍の風よけになれる、そんなムチャクチャな二人に巻島は「田所っち、こいつらバカか?」ニヤニヤ笑い。そして田所は「いや、大バカだ!」とその走りに応えます。ここも結婚してましたわ~~~!!!! 知ってた! 1年生レースを見守りながらイチャイチャしてた時から知ってました!! 田所っちといる時の巻ちゃん、超絶かわいい顔するからホント最高なんですわ……。

 鳴子と今泉の全力引きに乗せられる3年、その後ろから小野田も飛び出して先頭に向かいます「絶対、インターハイ、最後、絶対勝ってください!!」と想いを託そうとするも、運悪く段差につまづいてしまう小野田。けれどそんなことお構いなしに“たった一枚のジャージを届けるため”前進しようと無理やり乗り越えて走ります。レースの中でどんどん成長していく、そんな1年生の姿に金城は“必ず……”と誓うのでした。

 ゴールまで残り30km以下、ここから少し進むと今大会中最大の“山”が待ち構えています。疲れきった終盤に容赦なく襲い掛かる道は、決して“6人”で行くことはできない……しかし、それは箱学も同じ。先に荒北を切り離し、覚悟のできている福富は「6人が6人でなくなった時、総北は総北でなくなるんじゃないのか?」と心の中で総北に、金城に語りかけます。しかし、金城は“全員の意思”を誇りに走り続けます。そしてついに箱学を捉えた総北!! 「これで五分だな!」と田所が福富をからかうと(ここすっげー男子高校生感あってかわいいんですよ!)、福富は「加速だ」とつぶやき泉田を前に出します。

 出ました! 箱学の2年エーススプリンター、泉田塔一郎!! あくまでも自分たちを“格上”であると示す福富は「数を減らした方が有利」と考え、6人に拘る金城を“走り”で否定しようと加速します。先頭に立ち、全力で走りながら胸筋・“アンディとフランク”の悲鳴を聞く泉田。思わず沿道から「飛ばし過ぎ!」の声が入りますが、シングルゼッケンを背負い、“誇り高い”箱学メンバーの泉田は決してペダルを緩めません。ぐいぐい総北を引き離し、その差は500m以上……。

“限界を超えた筋肉は、鉄のように硬くなって軋む”……体の状態を冷静に感じながらも、意思だけで道を走り続けている泉田。“走ろう”というイメージを完璧に具現化するために肉体を動かしながら、終わりが近い全力のスプリントを仕掛けて「総北、引き離しました!」と叫びます。そして、「後は頼みます」と言い残して“落ちた”泉田とタッチを交わして飛び出したのは新開隼人。泉田が憧れて追いかけ続けてきた先輩の姿でした。

 チームメイトを見送りながら「新開さん、照れくさくてずっと言えなかったことがあります……」と泉田が思い出すのは、1年生の頃の自分と新開。……はいっ! ここからめくるめく泉田の初恋物語が始まるよー!! ラストスプリントより新開への熱烈な“愛の告白”の方が長かったよ!(笑) ていうか言えなかったとしても、態度にはめちゃくちゃ出てたからな!?(笑)

「新開さんは、強く、早く、そして美しかった」と語りだす泉田。ちょっと待って男子高校生が男子高校生を“美しい”って表現してる、私、そんなのBLでしか見たことなかったよ……つまりここはBL空間? 運動部の先輩に憧憬の念を抱く後輩による、めくるめくBL空間? に、逃げろ~! 青春に飲まれるぞ~~!!!(全力で飛び込む) そして出ました、ストレートヘアであどけない顔の2年生新開! たった1年であんな気だるいイケメンに成長するなんて、一体何があったんだろう新開……ハッ、うさ吉? うさ吉が新開を変えてしまったの……?(うさ新)(?)

 憧れの新開に追い付きたい、一緒に走りたいと願うもの上手くいかず、落ち込んでいる泉田。新開は「お前はまだ1年なんだ、時間なら……」と声をかけますが、学年の違う彼らが一緒に走れる時間は長くて2年。現実的には3年と2年のたった1年間しかない。泉田は新開に「ゴール前でのとっておきの戦略って何ですか?」と聞きます。そして新開の教えは「出し切りゃいいんじゃないか? お前をさ」というシンプルなもの。見~え~る~! ベッドの上でも「出し切って……」ってエッロい顔でお願いする新開の姿が見~え~る~ぞ~!!(腐女子目) ちなみにロッカールームなので、泉田は新開の生着替えを一部始終見ていたということになります。うらやましい! うらやましい!! 私もロッカーになって男子高校生の秘めやかな初恋を見守り隊!!!

 全力で走る新開の姿を見て、右胸のアンディと左胸のフランクをときめかせる泉田。自分の中にある出し切りたいもの、それは「新開さんと一緒にインターハイで走りたい」という心からの願い。その希望を乗せた県大会のレースで見事一位を獲った泉田は喜び勇んで新開に報告しお礼を言いますが、新開は「その勝利は実力でつかみとったんだろ?」とウインク。しかし、その隣には福富が……!! あ、こ、これ泉田の“片思い”でした? 先輩の彼女に恋しちゃった苦い思い出みたいな……? 福富×新開×泉田? どこ摘んでもオイシすぎるわふざけんなっ!!!(萌えギレ) 新開、泉田に「もっと自分を褒めてやれ」とアドバイスしていたんですが、泉田の今のちょっぴりナマイキな性格と最高にワガママなボディはその一言によって作られてしまったんでしょうか……(笑)。

 インターハイで新開を引いて走ることが出来たことに満足して、レースから“落ちる”泉田。ちょっと待ってほかのチームメイトもいるから! 二人の世界に入らないで!!(笑) 「触れられた背中は今も温かい……」とか、セリフの一つ一つに愛が重い! 泉田、本当に本当に新開のことが好きなんだな。本当に新開のために、インターハイを走ったんだな……先輩を慕う後輩のいい話っていうか、ここまでくるとちょっとした宗教を感じるよ!? 新開教? 神にパワーバーを捧げよ!!

「総合優勝取って下さい、箱根学園!」という泉田の声に、振り返らずも全力で走り続ける箱学。そしてその姿を見ていた今泉・鳴子・小野田も、“最後の役目”を果たす決意をして加速します。しかし、そこで金城は1年を下がらせて前に出ます。優しく肩を叩かれて驚く1年に、金城は“最後のオーダー”を出します。「箱学との差を縮め、山に入る手前でチームを切り離す」という一言、それはつまり「チームが“6人”ではなくなる」ということ……。

 まだ走れますと訴える鳴子に、「敵に追いつくかそうじゃないかだ」と言い切る金城。一瞬の判断で勝負にならないほどの差が開くロードレースで、決定的な差を付けられそうな今、それを覆すことができるのは3年の田所しかいない。巻島はその状況を「首の皮一枚」と言います。ゴール前に絡めるかどうかさえ、運・実力・メンツと“つねに不平等”なハードルがいくつも待ち構えている。そんな“人生”のようなロードレースで、つねにどうひっくり返すか考えなくてはいけない……。

 そしてついに金城自身が前に出て総北を引きます。今までと比べ物にならない速さに、3年間走ってきた先輩の実力をあらためて実感する小野田たち1年。鳴子は覚悟を決め「ワイらを切り離して先に行ってください」と巻島に言います。しかし、巻島は「俺達の背中を見届けろ、山の手前まで」と金城からの伝言を伝えます。今にも箱学に決定的な差を付けられてしまうこの状況、1年生ができることは“見守ること”ただそれだけ……どうなる、次回!!

 12話はあらゆるインパクトを泉田に持って行かれました……(笑)。泉田、ホントどんだけ新開のこと好きなんだ……腐女子の私が「わ、わぁ……」ってなるって相当だよ! 何かもう逆に純粋な崇拝なのでは? とすら思ってしまうこの腐女子心……いや、やっぱホモだわ(超高速手のひら返し)

 Cパートは、「1年は全力で俺たちを引っ張れ、俺と巻島は全力で田所をアシストする! すべてを田所に、エースに託せ……」と“オーダー”を発表する金城。気合充分にジャージのジッパーを引き上げる田所に待ち構えるのは、お好み焼き屋の大食いチャレンジ!!(笑) 28メニューを60分で食べきったら無料の挑戦、総北6人全員の力を合わせてゴールまでたどり着けるか……!?

……たどり着けませんでした(完)。リタイアした田所に、死屍累々の1年生。しめて24800円のお会計を前に思わず泣きながら財布を開く金城……。と、思わず自分も出す巻島の優しさ。総北って天使のすみかかな?(真顔)

 公式MADは落ち込んでるところを思いっきり叩かれて思わず「アブゥ!」な叫びを上げる泉田。そ、そんな何回も叩かんで! 泉田が心を閉ざしてしまう!!(笑)

【今週の私的見どころ!】
・10分足らずで圧倒的な恋愛力を見せつけた泉田による熱烈な新開への告白
・泉田の全力スプリント、そして脱落(これどっかで見たと思ったら某いちごパンツのマンガで懸垂しながら告白して力尽きたやつだわ……)
・“6人で一つ”の総北、“チームを優先してメンバーを選ぶ”箱学。対比する2つのチームが描く激戦

【今週のBL耳】
・出しきりましたよ、新開さん(by泉田)

(文/祭屋みきぽ)

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