歌あり恋バナあり、モノマネありで、お正月にもぴったりなバラエティ感あふれる『トッキュウジャー』第42駅

「みんな、これからも頑張ってシャドーライン倒そうな」

 ライトが手紙を書きながら視聴者に残り話数の完走をさりげなく要求してる中、こっそり電話でミオを車外に呼び出すトカッチ。「合コンの抜け駆けか」「ちょっとストーカーっぽい」とネットで非難の声があがる中、土手でトカッチはミオに大きなおにぎりを渡します。ミオにとって大きなおにぎりはお父さんお手製のお弁当で、大切な思い出。いつも仲間の事を考えてしまうミオに、たまには自分自身の事を第一に考えてもいい、ありのままの自分をさらけ出してほしい、というトカッチからのメッセージでした。トカッチの大きなおにぎりを頬張りながら「……いますぐシャドーラインに乗り込んで、お父さんに会いたい」と涙ぐむミオ。トカッチはそんなミオに「それ、手紙に書きなよ」と、優しく語りかけるのでした。

「あーーっ、この暮れの忙しい時にきゅんきゅんさせやがって」「やだ、トカッチかっこいい。略してトカッチいい」「ここで抱きしめられないのが、トカッチ」ネット民が手のひら返して年末最後のトカッチ株爆上げをする中、ライトはまるでどこかからの天の声を聞いたかのように「そうだ、烈車のことも書かなきゃ」と、手紙に烈車ロボのことを書きまくります。クリスマスが終わったのなら、お年玉があるじゃないと言わんばかりに、トッキュウオーからトッキュウレインボーまで、駆け足で販促……じゃない説明を書き終わって、筆を置くライト。ふう、いい仕事したぜ。

 みんなの書いた手紙をポストレッシャーに入れて、シャドーラインに打ち込むトッキュウジャー。これでみんなの思いは切り替えポイントの向こうにある昴ヶ浜に届くはず。
そこに忘年会のサプライズゲストとして登場する予定だったレインボーラインの保線員バンドが到着しました。ボーカルを務めるのは伊勢大貴! もちろんほかのバンドメンバーもオープニングテーマを担当しているモノホンです。「GO! For It!!」早速、烈車のコンテナを改造したステージで「烈車戦隊トッキュウジャー」を熱唱する保線員バンド。近年、王道のスーパー戦隊シリーズのオープニングテーマが苦戦を強いられていた中、あえてアラフォー必涙のビートパンク路線で臨んだ色んな意味で疾走感あふれる本曲。送り手も歌い手も、必死さが違います。実際、放送開始前のプレミア発表会でのパフォーマンスと比べると、迫力が増してるような。さらにそこに今回は、明がザ・ブルーハーツの甲本ヒロトばりのハーブで参戦。トッキュウジャーも全員ステージに上がり大熱唱を始めました。ちなみに伊勢大貴くんと志尊淳くん、平牧仁くんはいわずとしれたミュージカル版『テニスの王子様』出身。氷帝の日吉若と向日岳人、青学の大石秀一郎がそろい踏みというお姉様方にも大サービス。リサイタルを中断された明くんには申し訳ないけど、オタにとっては大満足なライブショーでした。

 最後は初詣で、ちょっぴりお互いの事を意識し始めたトカッチとミオで締め。総集編かと思いきや、歌ありトカ×ミオの進展ありと、年末年始のほっこりした気分にぴったりの第42駅でした。

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、カグラとヒカリ(演:横浜流星)がオモチャの家に閉じ込められた!? 一方、キャッスルターミナルには、一度は皇帝ゼットにやられたはずのモルク侯爵(CV:鈴木れい子)とネロ男爵(CV:福山潤)の姿が……トカ×ミオに続きヒカ×カグの進展も期待できそうな第43駅「開かない扉」です。ちなみに放映日は、一週休んでの1月11日ですので、リアルタイム視聴派の人もそうでない人も、乗り間違えのないよう、ご注意ください!!

 EDの列車紹介は、1月17日より公開予定の劇場版『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』の宣伝で「レッドレッシャー ブレイブ獣電池編成」「サラマズ究極態」「トッキュウレインボー・ギガントキョウリュウジン(VSスペシャル)」でした。
(文/雑賀洋平)

烈車戦隊トッキュウジャー 主題歌

烈車戦隊トッキュウジャー 主題歌

なんて自然な販促だったんだ…!

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