『夏の色のノスタルジア』読ませるストーリーとエロの傑作!減少しつつあるシナリオゲーでエロゲー界に一石を投じる

■気づいたら美少女ゲーム業界へ

――話は変わりますが、3人はなぜこの業界に入ることとなったのか、きっかけを教えていただければと思います。

恋純 僕はいろいろなところで言っているのですが、簡単に言うとなりゆきですかね(笑)。もともとCGをやりたかったのですが、たまたまアルバイトで入った会社が美少女ゲームを作っていて……と。そこから気がついたら社員になっていました。

――気がついたら社員になっていたというのはすごいですね。

恋純 昔は会社に泊まり込みなんてことも、しょっちゅうでしたからね。今では考えられないのですが、数えてみたら年間100日くらい泊まっていた。そんな日々が続いて、気がついたら……(笑)。

――呉さんはいかがでしょうか?

 僕は学生の頃から、文章にかかわる仕事をしたいと思っていました。美少女ゲームに関してはユーザーとして知っていたので、こういう業界もいいかなと選択肢のひとつとしてあったんです。というのも、僕の就職活動がちょうど2000年くらいで、そのころの業界では『Kanon』や『ONE』という作品がセンセーションを巻き起こしていましたからね。そういう流れもありまして「Circus(サーカス/D.C.シリーズなどで有名)」という会社に応募したら採用されまして、この業界に入ってきました。余談になりますが、もう一社合格していたのですが、そちらは現在開店休業状態。Cricusを選んだ理由が「先に返事が来た」というだけでしたから、今考えるとかなり際どい選択でしたね(笑)。

――最初に携わった作品は覚えていますか?

 少しだけですが『Aries』という作品のファンディスクでした。自分が書いた文章にボイスが乗ったのを聞いたときに「おー!」ってなりましたね。

――では、やまかぜさんはいかがでしょう?

やまかぜ 僕は高校生のころにゲーム業界で働きたいと思っていたのですが、それでも大学は出ていたいという考えもありまして、美術系の大学に進学したんです。でも実はその大学、いわゆる広告系の一般グラフィックデザインの学校だったんですよ。入ってからは「4年間ここで過ごしてしまうと、グラフィックデザインの業界に入ってしまう!」と焦りまして(笑)。そこでMOONSTONEに就職活動の一環として面接に来たのですが、運良く入社することができたという流れです。

――やっぱり描きたいのは女の子だったと。

やまかぜ そうです(笑)。

――今はpixivなどでイラストを披露している人もたくさんいて、中にはプロを目指している人もいるかと思うのですが、何かアドバイスはありますか?

やまかぜ プロとしては、どういった形でお金をもらうのかを考えてほしいですね。今は会社、フリー、イラストレーターの仕事も、いろいろな形、いろいろな手段があります。考え方は人それぞれですが、僕個人としてはフリーでやっていくのは厳しいかなと感じています。理由は……家だと作業が全然進まないので(笑)。

 僕も会社でしか原稿を書かないですね。

恋純 そういえばうちの会社の人間で、家で仕事をしている人や、仕事を持ち帰る人はほとんどいませんね。

夏の色のノスタルジア

夏の色のノスタルジア

なんというか、爽やかなエロゲです。

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