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2015年に向けてすでにスタートダッシュを切りました!

2014年の締めくくりはユニコーンの冬の名曲!アイドルネッサンス定期公演千秋楽&『ハコから生まれたライバルネッサンス‼』ライブレポ

2014.12.30

 先行してパフォーマンスしたのはハコイリムスメ。「もともと夏限定のグループだった私たちですが、年末までやれたのも皆様のおかげです。半年の成長を見せれるよう頑張ります!」と宣言し、披露したのは『はんぶん不思議』(CoCo)、『Be My Diamond』(ribbon)、そして『レモンドロップ』(アイドリング!!!)の3曲。夏の時点では「女優志望の7人が突然アイドルグループを結成」という誕生過程もあって、それぞれステージ上で模索しながら成長している姿が魅力だった彼女たち。元より女優としての表現力の豊かさを持つだけあって、今はハコイリムスメとしてのスタイルが出来上がりつつある。特に、その上品な佇まいと60’s風サウンドのハマりようは絶品だ。

 後半で登場したアイドルネッサンスは、『Good day Sunshine』(SAWA)、『シャングリラ』(チャットモンチー)、そして『17才』。こちらも夏に比べると歌やダンスのレベルアップはもちろん、客への煽りなど、より“生のライブ”を意識したパフォーマンス力を高めてきている。また新井乃亜のダンスが光る『シャングリラ』のような横ノリで魅せる曲も、夏公演を経て成長した秋公演ならでは。それぞれの成長を見せる曲披露だった。

 そんな両グループのパフォーマンスの合間には「アイドルネッサンス×ハコイリムスメ ガチ対決夢の7番勝負」と銘打ち、1対1で「腕力対決=腕相撲」「反射神経対決=叩いてかぶってジャンケンポン」など、7つの対決での勝負が行われた。いろんな意味で観客を戸惑わせたのは、アイドルネッサンス・石野理子VS.ハコイリムスメ・菅沼もにかの「画力対決」。その名を呼ばれた時点で、上手さで選ばれたわけではないことがわかる2人。しかし、もにかは「わたしたち、一番絵が上手いから選ばれたんだよね!」と理子と顔をつきあわせて納得顔。そんな2人の絵は……たしかに「画伯」でした。

 それ以外にも、Tシャツの匂いを嗅いで着ていたメンバーを当てる「嗅覚対決」でアイドルネッサンス・宮本茉凛とハコイリムスメ・鉄戸美桜が対決。2人は見事に正解して堂々引き分けるなど、数々の名勝負の結果、両グループともに3勝1分け。ガチ対決の結果は、とりあえず次回の「ハコから生まれたライバルネッサンス‼」に持ち越されることとなった。

 そしてライブ終盤、この日のメインイベントともいえる14人によるコラボライブが実現。選ばれた曲は『シンデレラルネッサンス』(池澤春菜)と『海へ行こう』(チェキッ娘)。共に競いあった夏の「新人公演」で歌われていた曲だ。当時から半年を経て堂々としたステージで魅せる14人、その2グループのメンバーそれぞれ1人ずつがカップルで歌う姿、いわば“美少女同士の化学反応”に客席は高まる一方だ。

 2曲を終えての感想を聞かれると、アイドルネッサンスの宮本茉凛が「『海へ行こう』はすごい可愛い曲なんですけど、チュッ!(キス)みたいな振りが恥ずかしかった」と中学生らしい感想を言えば、ハコイリムスメの内山珠希は「アイドルネッサンスさんの背中を見てやってきたので、素敵な先輩とお友達になれて嬉しい」と初のコラボに感動。しかし、コラボは2曲で終わらない。最後はこの日のための新曲、『ありがとう!おともだち。』(Berryz工房)。まさにコラボライブにふさわしい曲にして、来年活動停止するアイドルの大先輩に対する敬意も感じる選曲だ。

 実際、あるスタッフがこのツーマンが決定した時に「この両グループにはBerryz工房と℃-uteみたいな関係になってほしいってのはありますね」と言っていた。先に書いたとおり、同じ夏の公演で競いあった「同期」である2グループ。まだデビューしたてでありながら、意識して高め合う相手がいるのは幸せなことだ。歌い終えたあと、自然と「次もやりましょう!」「7番勝負の決着もついてないし!」と、第2回「ハコから生まれたライバルネッサンス‼」への道が開かれた。次回行われる“ハコ”は、どんなステージだろう? そしてその時、両グループがアイドル界、ひいては芸能界や音楽界でどんな存在になっているのか。この両者のストーリー、ずっと見続けていたい!

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