コミケでスルーされる駅・大崎駅周辺が前線基地に！ 「コミックシェルター」開催へ

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イベント「コミックシェルター」公式サイトより。

　鶯谷駅と並ぶ山手線屈指のドマイナー駅・大崎駅が、いよいよ明日から始まるコミックマーケット87（以下、コミケ87）を前に本気を出している。それが、コミケ87期間中に開催されるイベント「コミックシェルター」だ。

　日常生活の中では、何がしかの縁がなければ降りる用事のない大崎駅。けれども、その名前はよく知られている。それは、コミックマーケット参加者にとって欠かせない乗換駅であるからだ。コミケ期間中に大崎駅を華麗にスルーしていく乗客は述べ100万人にも達するのだ。

　完全に乗り換えのためだけにスルー。ともすれば「JR直通じゃねえのかよ」とネガティブな気分を思い出させそうな大崎駅。その大崎駅が開き直っておもてなしのために立ち上がったのが、このコミックシェルターなのだ。

　今回が3回目になるこのイベントは、疲れたコミケ参加者に休んでもらいつつ、イベントを楽しんでもらおうというもの。大崎駅改札前には「前線基地」と称したテントを設営して、暖かい飲み物でおもてなし。さらに、スタジオDEENなどのアニメ・マンガ関連ブース出店、ご当地キャラグッズ販売なども行われる予定だ。それに加えて、今回は現地でもコスプレを楽しめるブースを設ける予定となっている。

「前線基地では、大崎駅周辺の素敵な飲食店も紹介します。コミケ割を提供する飲食店もあるので、打ち上げには最適です」（広報担当者）

　当日は、大崎のご当地ゆるキャラ・大崎一番太郎の声もあてている声優・山口勝平氏を始め、多くの声優が出演する有料イベントも開催される予定だ。

　連絡切符以外であれば大崎駅改札を出ても運賃はかわらないので、スルーするなら、ちょっと立ち寄ってみてはどうだろうか。
（取材・文／昼間 たかし）

■コミックシェルター公式サイト
http://comishel.osakinishi.tokyo/