グリッタ嬢復活に、皇帝がトッキュウチェンジで…急展開ってレベルじゃねーぞ! な『トッキュウジャー』第40駅

 一方、地上で明とシュバルツたちを追っていたライトたちの目の前に、その皇帝用クライナーが出現。車内からトッキュウ6号を放り捨てるようにして、消えていきます。ライトたちは、慌ててトッキュウ6号を烈車に回収して、無事を確かめようとしますが、うん? 何か様子がおかしい。横柄にシートに腰をかけ、アプリチェンジャーを取り出すと「変身解除いたしまーす」。そこに現れたのは、なんと皇帝ゼット! ちなみに、ここの変身解除前のシーン、6号なんだけど振る舞いが皇帝ゼットそのもので、改めてスーツアクターさんの演技力ってすげえなあ、と思いました。

 さらにその皇帝ゼットと中にいるグリッタ嬢が入れ替わり、「シュバルツ様を止めてください」とライトたちに頼みます。グリッタ嬢曰く、皇帝ゼットと彼女を無理に引き離すと、シャドーラインにとっても人間にとっても大変なことが起きるそうで……この次から次へと迫り来る難題の波状攻撃。さすがはアニメ版『進撃の巨人』のシリーズ構成も務める靖子にゃん、子ども向けだからといって容赦しません。ライトたちは、グリッタ嬢からの伝言を伝えるために、明とシュバルツの元へ駆けつけます。ところが、そこに皇帝ゼットを探しに来たモルク侯爵(CV:鈴木れい子)とネロ男爵も現れ、トッキュウジャーと乱戦に。モルク侯爵専用クライナーロボをハイパーレッシャテイオーで辛うじて撃破したその時、大地が割れて闇が吹き出し、キャッスルターミナルが浮上してきました。しかもその一角には、ライトたちの秘密基地が設置された木が……そう、ライトたちが探していた故郷・昴ヶ浜は、シャドーラインの本拠地キャッスルターミナルの下にあったのです!!

 ワゴンさんの言葉を借りれば、今回は激しくシリアス。共に戦って来た仲間が敵になり、倒すべき敵が守るべき者になる、どうにもこうにも複雑な関係で、こんがらがっちゃか、こんがらコネクションな第40駅でした(アラフォーの人に受けてくれればそれでよし)。それにしても、まだあと10話近く残っているのに、ここまで盛り上げちゃって、ホントに大丈夫なんでしょうか?

 さて烈車戦隊トッキュウジャー。勝利のイマジネーション! 出発進行!! 次の停車駅は、皇帝ゼットを狙う明とシュバルツ。彼らにグリッタ嬢を抹殺せんとするモルク侯爵とネロ男爵が真っ向から衝突する第41駅「クリスマス大決戦」です。シャドーライン同士の激しい戦いの中、思いがけず旅の目的地にたどり着いてしまったトッキュウジャーたちは、どんな行動をとるのでしょうか? ビンビンに立っている明の死亡フラグの行く末が気になる方も、そうでない人も、乗り遅れのないよう、ご注意ください!!

 EDの列車紹介は北陸鉄道浅野川線「8800系」、西日本鉄道「8000形」、JR西日本「117系“サンライナー”」でした。
(文/雑賀洋平)

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正確には「コンガラ・コネクション」です。ギターは布袋寅泰だとか…

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