女優志望のアイドルは演技へのやる気が違う!? 映画『ソフテン!』の脚本・なるせゆうせい氏に聞くアイドル映画の可能性

2014.12.16

さまざまなアイドルが出演する映画『ソフテン!』。

 現在、全国で順次公開されている青春コメディー映画『ソフテン!』。ヘタレ女子が集まるソフトボール部が、廃部の危機から再起を図るという本作には、沖縄のご当地アイドルLucky Color’s の KANON と MIINA、HKT48の多田愛佳、SUPER☆GiRLSの田中美麗などをはじめ、全国のアイドルが多数出演している。そんなアイドル映画の制作の裏側を、アイドルが出演する舞台や映画を多数手掛ける『ソフテン!』の脚本家兼プロデューサー、なるせゆうせいにインタビュー。

『ソフテン!』の脚本家・なるせゆうせい氏。

■アイドルのフレッシュさを活かしたキャスティング

――『ソフテン!』にはご当地アイドルが多く出演していますが、キャストはどのように決まったのですか?

なるせゆうせい(以下、なるせ) きっかけは、沖縄のご当地アイドル Lucky Color’s のKANON と MIINA の所属事務所にお世話によくなってて、彼女たちが活躍できそうな映画の企画はないかと事務所から相談を受けたのがはじまりでした。その時、僕が提出した企画の中で、興味を持ってもらったのが映画『ソフテン!』だったんです。

――なぜ、『ソフテン!』を提案したのですか?

なるせ KANON と MIINA はまだ女優としてフレッシュな存在。そんな彼女たちのフレッシュさは“どうしようもないヘタレな感じ”が持つそのままの良さを出すために活かせるんじゃないかと思い、『ソフテン!』を選びました。キャスティングについては、LuckyColor’s の 2 人に加えるには誰がいいかと、僕が付き合いの長い別の事務所に相談したら、HKT48の多田愛佳ちゃんとSUPER☆GiRLSの田中美麗ちゃんが、出演してくれることになったんです。

――『ソフテン!』には GALETTe*の四島早紀さんや、ひめきゅんフルーツ缶の岡本真依さんといったご当地アイドルも出演されていますよね。

なるせ ほかのご当地アイドルのキャスティングは、まず映画を全国公開したいという逆の発想からはじまりました。だから、それぞれ地方で活躍するアイドルを一人ずつピックアップしようと。そして、四国ならひめキュンフルーツ缶というように、各地方で勢いがありそうなグループから、中心メンバーを集めました。いわゆるご当地アイドルのオールスターが集まる映画にしてみたいという思いもあって、今回のキャスティングになりました。

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