コミケ参加など…2014年も大活躍だった小林幸子の実際の人気は? ニコ動ユーザーに聞いてみた!

2014.12.14

「ニコニコ動画」を中心にネット上で“ラスボス”と呼ばれる歌手の小林幸子さん。今年は夏コミに参戦するなどといった活動が目立ち、さまざまなメディアで「若者に人気」とされています。今回は、そんな小林幸子の“実際の人気”を投稿されている動画の反応や、ニコ動ユーザーの生の声から見ていきます。

 小林幸子さんは、昨年の9月から「ニコニコ動画」で『歌ってみた』などの動画投稿を始め、「ニコニコ超会議」といった関連イベントに出演。今年は、夏コミこと「コミックマーケットC86」の3日目に「5884組(コバヤシグミ)」というサークル名で参加し、自らボーカロイドカバーアルバム『さちさちにしてあげる♪』を手売りしました。当日、5884組の前には長蛇の列ができ、用意していた1500枚のCDは即完売に。また、11月に開催されたコンサート「50周年記念 小林幸子in日本武道館~夢の世界~」はニコニコ動画で生中継され、5万以上の再生回数を記録しています。

 そんな小林幸子さんが投稿した動画にニコ動ユーザーはどのような反応を示しているのでしょう。たとえば、夏コミ後となる8月8日に、CD『さちさちにしてあげる♪』の1曲目投稿した動画『【小林幸子】【替え歌】さちさちにしてあげる♪』(外部参照)は、現在31万再生を突破。また、夏コミ前に投稿されたクロスフェード動画(外部参照)は、52万回以上再生されています。

 それらの反応を見ると、「さっちさっちにされた」といったものを主に、「予想のはるか上を行かれた」「これは(CDが)完売する」「大物がこんなのを歌うってすごい」と小林幸子を賞賛する声が多数! なお、この曲は2015年春にゲーム『太鼓の達人』に収録されることが決まり、アーケード版、家庭用版、スマートフォン版などあらゆる形式で遊べるように。いつでもどこでも“さっちさっちに”されてしまうこと間違いなし(!?)です。

 また、10月に投稿された最新の動画『【小林幸子】千本桜 歌ってみた【職人さん大歓迎】』(外部参照)も現在30万再生を突破。「千本桜」の歌詞にあるように多くのニコ動ユーザーを“光線銃”で打ち抜きました。ニコ動上での小林幸子人気は間違いないよう。

 実際に数名のニコ動ユーザーに小林幸子さんのことを聞いてみると、軒並み好感を持っている様子。中には、「最初は売名行為かなと思った」という意見もありましたが、「紅白にも出場した小林幸子さんが、ニコ動で活動しているというギャップがいい」「自分にとってホームであるニコ動に小林幸子さんのような芸能界で活躍した大物が登場すると、自分の家に芸能人が来たという感覚になってうれしい」といった小林幸子を歓迎し、それを喜ぶ声が見られました。

 また、「ニコ動上で活動する人たちの偏見をなくすのでは」という意見も。世間からは揶揄されることもある「歌い手」などが、小林幸子さんの活躍により、ニコ動ユーザー以外にも受け入れられやすくなるかもしれません。

 11月に放送された『オレメンタリー』(日本テレビ)にて、「若者文化とコラボする機会が与えられていて、今が一番楽しい。これからもどんどん楽しいことをやっていきたい」と語っていた小林幸子さん。来年はコミケ参加以上の面白い仕掛けをし、さらに若者の心をつかんでくれることに期待していきたいですね。
(文/らくしゅみっくす)

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らくしゅみっくす
ゲームとピアノをこよなく愛するライター。STGを始めとしていろいろなゲームを遊びつつ、ゲーム音楽のピアノ演奏も行っている。

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