恋愛ゲームのシェア拡大に、『チェンクロ』北米進出…活発化するゲームアプリ動向【ざっくりゲームニュース】

2014.12.09

――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかるゲームニュース!

株式会社「more games」公式サイトより。

 株式会社more games(以下、more games)は本日、株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)との業務提携を行い、ネイティブアプリ版恋愛ゲーム事業にて、シェア拡大に向けて共同事業展開を実施すると発表した。これまでにmore gamesは、スマートフォン向け恋愛ゲームの開発・運営を多数手がけており、サイバーエージェントの運営する「Ameba」でも、サービス展開の実績を上げている。今回の共同事業展開は、両社のノウハウを活かした、ネイティブアプリ市場における恋愛ゲームのシェア拡大を目的としている。また業務提携における第一弾タイトルとして、女性向け恋愛ゲーム『プリンセス・クローゼット』のiOS向けネイティブアプリ版が本日より配信された。今後も新タイトルを含めて随時リリースするとのことなので、さらなる活躍に期待できそうだ。

 続いて、スマートフォン向けゲームアプリの海外展開に関するニュースだ。株式会社セガネットワークス(以下、セガネットワークス)ならびに株式会gumi(以下、gumi)は本日、iOSおよびAndroid向けRPG『チェインクロニクル』の北米での配信開始を発表した。北米版『チェインクロニクル』ではローカライズを始め、開発・運営・マーケティングをgumiが担う予定だ。セガネットワークスは2012年7月の設立以来、セガブランドの多種多様なスマートデバイス向けコンテンツをグローバルに展開している。一方のgumiも、子会社である株式会社エイリムが提供する『ブレイブ フロンティア』が、世界67カ国のマーケットに向けて展開され、各国で大ヒットを記録。日本発のモバイルコンテンツの世界展開を実現している。盤石の布陣といえるだけに、どれほどのヒットが達成できるのか。各方面から注目が集まりそうだ。

 最後に、世界初のゲーム機「ブラウンボックス」「オデッセイ」の発明者として知られるラルフ・H・ベア氏が、今月6日にアメリカ・ニューハンプシャー州のマンチェスターにある自宅で亡くなったというニュース外部参照。ラルフ氏は1966年にブラウンボックスをはじめとする試作機作りを開始。その後、1971年に電気機器メーカーであるマグナボックス社がライセンスを取得し、1972年、同機は「オデッセイ」としてリリースされた。その後、家庭用ゲーム機発明の功績をもって、2006年にはアメリカ国家技術賞を、2008年にはゲーム開発者が選ぶ「Game Developers Choice Awards」のパイオニア賞を受賞した。ラルフ氏の安らかな眠りを祈りつつ、テレビゲーム文化を生み出した偉業に感謝したい。

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイトなどは以下より。
・株式会社more games 公式サイト
http://www.moregames.co.jp/
・『プリンセス・クローゼット』iOSストア
https://itunes.apple.com/us/app/id908865643?l=ja&ls=1&mt=8
・株式会社セガネットワークス 公式サイト
http://sega-net.com/
・『チェインクロニクル』公式サイト
http://chronicle.sega-net.com/

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