山田涼介演じる絶鬼は最強に美しかっただけ!? 最終回は坂上忍が喝を入れるドラマ『地獄先生ぬ～べ～』

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　そんな二人がいちゃいちゃ（!?）しているところに、時空のピンチを知らせに来たいずなが登場。するとさっきのぶりっ子モードとは一変し、ぬ～べ～は時空のことを「俺には関係ない」とバッサリ。ですが、第7話で怪人赤マントに襲われていた自分を救ってくれたのは時空だと玉藻から聞き、ぬ～べ～は思わず走り出します。やっぱり嫌っていても大切な家族なんだなあ。

　ぬ～べ～が去り、玉藻といずなだけの教室。するとそこに絶鬼が登場。絶鬼は玉藻に「人間ごっこ楽しい？（ここでも暗黒微笑）」と言い、仲間に誘います。妖怪としての本分をまっとうすべきなのか、人間側に立つべきなのか思い悩む玉藻はどうなってしまうのでしょうか。このシーンは絶鬼にはりつけにされてしまういずなと、それを見てサディステックな表情を浮かべる絶鬼が美しかった！　「私もはりつけにしてー！」と思うファンも多かったのでは。

　絶鬼が「僕とセッションしない？」とバンドに誘うかのように玉藻を引き入れようとしている時、ぬ～べ～は時空から亡き母を救えなかった本当の理由を教えられるのでした。そして、かたく閉ざしていた心を少し開き、今回は時空と協力しないと絶鬼は倒せないと悟るぬ～べ～。ここでおなじみの覇鬼のお時間がやってきますが、今回はいつもと雰囲気が違い、少し険悪モード。あくまでも鬼の手は自分のもので悪こそが最強と言い張る覇鬼と、大切なものを守る力こそが強いというぬ～べ～は最後までかみ合いません。ここまでなんだかんだ仲良し（!?）だった二人の関係にヒビが入ってしまいました。

　そんな中、着々とぬ～べ～に対する弱みを握り準備をする絶鬼。こいなりといずなの知らせを受け、ぬ～べ～も学校へ急行しますが、時すでに遅し……律子先生（演：桐谷美玲）と生徒たちは絶鬼側についた玉藻に捕えられ、十字架にはりつけにされていました。た、玉ちゃん!!　一方で、山田くん演じる絶鬼も本性をあらわします。ゲスい顔の山田くん、かなり良い！　何度倒しても立ちあがるぬ～べ～に「結構しつこいんだねー（棒読み）」と言い放つところも個人的にぐっと来ました。

　絶鬼にフルボッコにされるぬ～べ～を見て、生徒と律子先生は玉藻を説得しますが、無言で立ち去ろうとする玉藻。けどなにかを決意したのか、お経を唱え結界を張り、二人を天狗塚へと飛ばします。……玉ちゃん!!　ですが、玉藻はぬ～べ～を救ってしまったことで「妖怪でも人間でもない」とうろたえます。ネットでは玉藻に対する高評価の声が多かった印象。たしかに、人間と妖怪の間で葛藤する玉藻の複雑な心を速水もこみちはちゃんと演じていました。その後、玉藻は学校で（物に当たる程度の）大暴れをしていましたね（笑）。意外と子どもっぽいのか!?

　そんな玉藻が導いてくれた天狗塚は、鬼門への入り口があり鬼を封印できる場所。そこでぬ～べ～は合流した時空と絶鬼を追い詰めますが、絶鬼が時空を道連れにしようとしてしまいます。一緒に落ちてしまうかと思ったけど、間一髪でなんとか助かってよかった。ずっと憎みあっていた親子の絆を見せていただきました。ですが……絶鬼あっさり倒されすぎでは!?　原作では長編で描かれている話なので、ドラマ1話であっさりと片付けられてしまった感はちょっと残念。また、原作ではゆきめや玉藻を血みどろにする残酷非道な絶鬼。ネットでは「残虐なアクションで魅せてほしかった」などという声もありました。まあ、ドラマ絶鬼は“最強の美男子”だったってことで！　それと、絶鬼は原作だと復活するので、もしかしたらドラマでももう一回姿を見せるかも？

　事件は一件落着に見えましたが、最後に怒り狂った覇鬼がぬ～べ～の手から抜け出してしまいます。次週の最終回はなんと覇鬼との戦いになるよう。ネットには覇鬼が解き放たれても説教するだけで終わるんじゃ……という意見もありました。ですが、個人的には次週予告で「（覇鬼）めちゃめちゃ強いですよ～！ どうなってしまうんですかね～!!」とへらへらしている丸山くんにぜひとも喝を入れていただきたいところ（笑）。それと時空のことはもちろん、病み期まっただ中の玉藻、そしてぬ～べ～とゆきめと律子先生の三角関係、もろもろのフラグをあと1話で回収できるのか……。ちなみにゲストに笑福亭鶴瓶の出演が決定したそう。最後までヒヤヒヤのドラマ『ぬ～べ～』最終回も見逃せません！　
（文／水羽舞）

 
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